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東西南北

 「大統領選と知事選には注目が行くけど、連邦議員選や州議員選になると、ちょっと…」という人は少なくない。下議や上議、州議の場合、候補者に関する情報や伝達手段も少ないからなおさらだ。12日付現地紙によると、サンパウロ州議選では、長期在任議員が引き続き再選を狙うケースが多いという。今回の出馬者で最長は、過去8期つとめているカンポス・マシャド氏(ブラジル労働党)で、同氏を筆頭に、94人の現職州議の内、48人が3期(12年)以上つとめているとか。「情報が少ないから、過去の実績で選ばれている」ということか。実績は大事だが、「惰性選挙」と思われないようにする工夫は必要ではないか。
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 ゴイアス州で12日未明、25歳の男性が生後6カ月の赤ちゃんの胸を撃ち、射殺する事件が起こった。容疑者は既に逮捕されているが、警察によると、妻に性行為を求めたが断られ、その直後に銃を持ち出して脅し、ベビーベッドで寝ていた赤ちゃんを撃って殺害したという。この赤ちゃんの両親は共に、酒や薬物を常用していたという。子どもを持つには適切ではなかった親だったということか。一つの命が無駄にされた瞬間だ。
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 12日に行われたサッカーのブラジル杯準決勝。コリンチャンスは敵地マラカナンでのフラメンゴ戦を0―0で引き分け、五分のまま、本拠地での第2戦に決勝進出をかける。パルメイラスは本拠地アリアンツ・パルケでのクルゼイロ戦を0―1で落としてしまい、敵地での次戦で1点以上の差をつけた勝利が必要に。準決勝第2試合は、共に26日に開催だ。

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