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東西南北

 今年第1四半期の失業率とインフレ率を統合的に調査した、ブラジル人の〃不幸せ度指数〃が、過去9年間で最高を記録した。昨年第4四半期から今年第1四半期にかけての同指数は13・5から15・5ポイントに上昇した。同指数の根拠となった年間インフレ率は今年3月で8・1%、失業率は7・3%だった。インフレ率も失業率も今後上昇が見込まれているため〃不幸せ指数〃は更なる上昇が予想されている。
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 13日に保健省より出された出産分娩時の規定が、医師会より批判を浴びている。これは、小児科医の立会いなしに出産分娩を行うことを認めたものだ。保健省は広報を通じて、これは小児科医の立会いを禁ずるものではないとし、新規定は調査の結果、安全性において現行規定と大きな違いはないとした。新規定は新生児の担当は医師か、蘇生術の訓練を受けた人物によって行われるとしているが、現行法では明確に、新生児の扱いは小児科医が担当するよう定めている。
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 13日に行われたリベルタドーレス杯決勝トーナメントで、サンパウロ市の2チームを含むブラジルチームが3チーム姿を消すこととなった。ブラジル同士の対戦で敗退したサンパウロFCとアトレチコ・ミネイロの他に、組み易しとみられていたパラグアイのチーム、グァラニーに足元をすくわれたコリンチャンスには痛恨の結果か。これでベスト8にはクルゼイロとインテルナシオナルの2チームが残るのみとなった。ベスト4を前にブラジルチーム全てが枕を並べて討ち死にした昨年の二の舞は避けられるか。

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