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 大統領候補のフェルナンド・ハダジ氏(労働者党・PT)が23日、誤った情報に基づいて、ジャイール・ボウソナロ氏の副候補で元陸軍将軍のアミウトン・モウロン氏が「軍政時代に拷問を行った兵士だった」との発言を繰り返した。この情報は、歌手のジェラウド・アゼヴェドが「政治犯として逮捕されたとき、モウロン氏に拷問された」と語ったのを受けたものだった。だが、アゼヴェド逮捕は1969年でモウロン氏の入隊は72年と計算が合わず、アゼヴェドの記憶違いと判明した。ハダジ氏はボウソナロ氏の支援企業のフェイクニュース拡散疑惑を追及していただけに手痛いミスとなったか。
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 23日に発表されたイボッピ(ブラジル世論調査・統計機関)の決選投票に関する世論調査によると、大統領選はボウソナロ氏とハダジ氏の差がやや縮まったが、有効票での比較では57%対43%でボウソナロ氏優位は変わらず。サンパウロ州知事選はジョアン・ドリア氏とマルシオ・フランサ氏が競っているが、53%獲得のドリア氏がやや優位のまま膠着状態に。気になるのはリオ州で、60%だったウィルソン・ヴィッツェル氏の支持率が56%に下がり、追うエドゥアルド・パエス氏が44%と追い上げた。28日にどうなるか。
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 サッカーのリベルタドーレス杯準決勝第1試合。2連覇を目指すグレミオは敵地ブエノスアイレスでの対リーヴェル・プレイト戦を1―0で制し、決勝進出にかなり有利になった。第2試合は30日、本拠地のポルト・アレグレにて。2年連続で決勝進出なら、2005、06年のサンパウロ以来、12年ぶりのこととなる。

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