ホーム | コラム | 東西南北 | 東西南北

東西南北

 今日20日は「黒人の日」で、サンパウロ州内では、サンパウロ市をはじめ、多くの市が休日となっている。そういうこともあり、この時期はブラジル国内紙でも黒人差別を扱った記事が少なくない。例えば、19日付アゴラ紙では、サンパウロ市東部のシダーデ・チラデンテスの黒人男性医師が差別にあった話を紹介している。件の医師は小児科で、「看護師や従業員に間違えられることは日常茶飯事」で、「母親が自分を嫌って、子供の診察を嫌がる」といった事態も頻繁に起きているという。また、同医師の両親は「医者など金持ちがなるものだ」と、職業選択に懐疑的だったが、幼いころからの夢を貫いたという。医療は肌の色でなく、心で行うものでは。
     ◎
 本頁でも報じているように、マルジナル・ピニェイロスの高架橋での段差が生じた事故は大きな波紋を投げかけているが、その一方で、この通行止めを利用している人たちもいる。それは自転車愛好家やスケートボーダーで、彼らはジャグアレー橋とトランスアメリカ橋の間を行き来し、楽しんでいるという。聖市では、一部の高架橋にこうした有効利用を施そうとする動きが数年前からあったが、やはり事故でなく、正式な形で起こってほしいもの。
     ◎
 17日のサッカーの全国選手権。コリンチャンスは本拠地イタケーラでのヴァスコ・ダ・ガマ戦を1―0で制した。この試合の前は、2部降格圏内の17位との勝ち点差が3にまで縮まっていたが、この勝利でそれが6にまで拡大。残り3節でまだ油断はできないが、これでかなり、気持ちの上で余裕ができたのはたしかだ。

image_print

こちらの記事もどうぞ

  • 東西南北2018年12月11日 東西南北  あと2週間ほどでクリスマスになるが、9日付アゴラ紙によると、今年の子ども向けのプレゼントとして、武器のおもちゃが流行しているという。主な要因としては、子どもたちの間で「アベンジャーズ」などのスーパーヒーロー映画が影響力を持っていることが大きいが、奇しくも、今年は「銃自由化」を […]
  • 東西南北2018年12月7日 東西南北  5日付アゴラ紙によると、サンパウロ市西部マルジナル・ピニェイロスの高架橋に2メートルのズレが生じた11月15日の事故以来、市内の渋滞が38%悪化しているという。ズレの生じた部分に関しては、完全な復旧の見通しが立つまで、コースの変更を余儀なくされており、混乱はしばらく収まりそう […]
  • 東西南北2018年12月8日 東西南北  ボウソナロ次期大統領の政党、社会自由党(PSL)の下院リーダーの座を巡り、喧嘩が勃発している。その座を争っているのは、ボウソナロ氏の三男のエドゥアルド氏と、ネット・ジャーナリストとして有名になった次期女性下議ジョイセ・ハッセルマン氏だ。両者は6日、ワッツアップで口論。エドゥア […]
  • 東西南北2018年12月4日 東西南北  サンパウロ市アリアンツ・パルケで2日に行われたサッカー全国選手権のパルメイラスの今季最終戦に、同チームのファンをかねてから公言しているジャイール・ボウソナロ次期大統領が姿を現した。最初は「緑のユニフォームを着て、スタンドでおとなしく見ている」だけとされていたが、試合が終わると […]
  • 東西南北2018年12月6日 東西南北  障害者用スポーツ「スポールブール」の競技者として知られているタリタ・ドルネラスさん(33)が、愛用の車椅子と障害者用の自動車を盗まれていたことがわかった。事件発生は11月27日夜、サンパウロ大都市圏ポアーでのことだ。タリタさんが自分の車に父親と従兄弟を乗せて移動していたところ […]