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新年あけましておめでとうございます

与儀会長

与儀会長

 皆様、新年明けましておめでとうございます。
 常日頃より、サンパウロ日伯援護協会(援協)に対し、多大なる、ご支援を賜り、篤く御礼申し上げます。
 昨年7月には眞子内親王殿下のご臨席の下、日本ブラジル移民110周年記念式典が成功裡に開催されましたが、これを契機に日本との関係も従来の「協力関係」から、共に受益者となる「提携関係」への移行がさらに進展していくものと思われます。
 さて、2018年度の援協の運営全般に就きましては、福祉部門(6事業所)及び医療部門(4事業所)共に不祥事や事故もなく、順調に推移いたしました。
 まず、福祉部門では一昨年に日本財団の資金援助で50名収容に増築されたスザノイペランジャホームをはじめ、サントス厚生ホーム、さくらホーム、あけぼのホームは常に殆ど満室状態で入居者の皆さんは快適な住環境の下でゆったりと寛いだ毎日を過ごしておられます。
 又、昨年10月には初の試みとして日系社会福祉4団体フォーラムを主催し、高齢化に伴う日系福祉団体の今後について相互に認識を深め、課題の共有化を図りました。
 一方、医療部門では日伯友好病院は好調な決算が続き、将来の医療ニーズの変化と多様化にも対応すべく、病院業務の拡大・充実のための対策として、病院の拡張工事を行ない、周辺に点在する30余りの診療所を病院本部ビル内に集約、手術センターの拡充、トモグラフィー(CTスキャン)の導入、さらには本部ビル内の配置転換を行ない、機能の効率化と利便性の向上を図るべく、新たなプロジェクトが計画され、一部は既に進行中であります。
 その結果、2013年以降、病院格付け認定機関からは最高認定を授与され、現在もきちんと保持しております。日伯友好病院では常に患者への対応(安全で安心)を第一義とし、さらに上級の病院を目標に国際認定機関(Accreditation Canada )の認定取得を目指しています。
 又、昨年9月には野口泰在サンパウロ総領事をはじめ、日系諸団体の代表者及び関係者の方々のご臨席の下、日伯友好病院創立30周年記念式典が成功裡に開催され、挨拶の中で病院事業の更なる拡充と発展を表明したところであります。
 近年、ブラジルでは公益社会福祉法人認定審査が厳しくなり、これに対応すべく、昨年10月の定期評議員会に於いてあけぼのホーム、さくらホーム、サントス厚生ホーム、やすらぎホーム、奄美事業所の5施設をサンパウロ日伯援護協会から、日伯福祉援護協会に移管することを決議いたしました。
 このように援協はブラジル社会の時流を見据えた組織体制作りを行い、援協精神の原点であります「高齢者及び社会的弱者の救済援護」事業を充実・発展させていくために引き続き、努力・精進してまいります。
 結びに、皆様のご多幸とご繁栄をご祈念申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。

2019年 元旦  
サンパウロ日伯援護協会
会長 与儀 上原 昭雄

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