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2019年新年号

「アマゾンは世界のものではない」=環境保護より農地開発を重視?=軋轢起こすボルソナロの方針

ポーランドで開催されたCOP24の一幕。この会議で、次回開催国は伯国と公表されるはずだったが(Unclimatechange)

 ジャイール・ボルソナロ次期大統領がテメル政府に働きかけ、COP25(第25回気候変動枠組条約締約国会議)の招致を取り消させた11月27日。この時点では、ポーランドのカトヴィツェで12月2日~14日に開催されたCOP24で、COP25はブラジルで開催と発表されるばかりだった。それだけに、急きょ別の開催国を探さざるを得なくなった国 ...

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ブラジル社会面座談会=ざっくばらんに行こう!=独断と偏見でボルソナロ新政権占う=期待できるか、2019年!

座談会は12月3日に社内で実施。参加者は「B―side」(ブラジルの経済ニュース速報とデータベース)代表の美代賢志さん(本紙元記者)、深沢正雪編集長、鈴木倫代ブラジル社会面デスク、沢田太陽、井戸規光生両翻訳記者の5人

【深沢】さてさて、今年も年末座談会の季節がやってきました。  去年末の大統領選挙予想の座談会は、みんな見事に大外しで、ある意味〃的中〃させたのは井戸君だけ(涙)。といっても「最悪の場合それもあり得るのは」というもので、結果的にそれが的中でした。 【井戸】いえ、僕の予想も、「誰も言わないならあの人の名前も言っとかないと」という感じ ...

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新年あけましておめでとうございます

与儀会長

 皆様、新年明けましておめでとうございます。  常日頃より、サンパウロ日伯援護協会(援協)に対し、多大なる、ご支援を賜り、篤く御礼申し上げます。  昨年7月には眞子内親王殿下のご臨席の下、日本ブラジル移民110周年記念式典が成功裡に開催されましたが、これを契機に日本との関係も従来の「協力関係」から、共に受益者となる「提携関係」へ ...

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ブラジル・ルネッサンス元年=新たな10年の幕開けに向けて

土屋会頭

 新年あけましておめでとう御座います。この場をお借りし、旧年中の当商工会議所の活動に対する皆様のご支援とご協力に対し、改めて厚く御礼申し上げます。  昨年は移民110周年という記念すべき年であり、各地で様々な催しが開催されました。私自身公私に亘り様々な形で参加させて頂きましたが、改めて日本とブラジルの絆の深さとその歴史を再認識す ...

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コパ・アメリカに日本出場=「日系移民の日」直前にブラジル戦の可能性も=ブラジル代表チッチ監督、留任かけ本気で挑む

チッチ監督(Lucas Figueiredo/CBF)

100年以上の歴史を持つコパ・アメリカ  6月14日から7月7日にかけて、ブラジル各地を舞台にサッカー南米選手権(コパ・アメリカ)が開催される。昨年5月、南米サッカー連盟(Conmebol、以下「南米連盟」)は「2019年のコパ・アメリカには、日本とカタールが招待される」と発表し、「1999年パラグアイ大会以来、20年ぶりに日本 ...

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ブラジルを「故郷」にするなら桜を植えよう=郷愁とブラジル日本移民

サンパウロ州サンロッケ市の国士館スポーツセンターの桜

 「静岡の茶畑そっくりだ」―サンパウロ市から南西に190キロほど下った海岸部レジストロの茶畑に取材に行き、故郷の光景を思い出した。  といっても、緑茶ではなく紅茶だ。聞けば、原料となる茶葉は緑茶も紅茶も一緒だが、加工工程が違うのだという。お茶畑まではそっくりなワケだ。  ブラジルは「コーヒー王国」と言われて久しい。だが、かつてそ ...

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あけましておめでとうございます

呉屋文協会長

 ニッケイ新聞読者の皆様、あけましておめでとうございます。  旧年中はブラジル日本文化福祉協会およびブラジル日本移民110周年記念祭典委員会に対し、温かいご理解ご協力を頂き、誠にありがとうございました。  昨年は、ブラジル日本移民110周年を記念する祭典がブラジル各地で開催され、先駆者のご尽力に深い敬意と感謝の意を表し、またそれ ...

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新たな歴史の第一歩を

山田県連会長

 ブラジルへの日本人移民が始まって、今年で111年目。  昨年は移民110周年の節目として、秋篠宮眞子内親王殿下をお迎えし、第21回フェスティバル・ド・ジャポン会場内特設会場で記念式典を開催いたしました。母県からは多くの祝電並びに、18県からは知事を始めとする県民慶祝団の皆様がご参加くださり、日本との交流としては近年最高の年にな ...

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怨念が生んだ新政権の背景探る=29年目のジンクスは当たるか=ジャニオ、コーロル、ボルソナロ

ボウソナロ氏(Rogério Melo/PR)

 「なぜ、そんな兆しさえなかったブラジルで、極右政権が誕生したのか」と問われたとしたら、「ルサンチマン(積もり積もった怨念)」と「ブラジル選挙の29年のジンクス」の2つが起こした〃時代的な化学反応〃を理由にあげる。この二つの事象は、いかにして窓際下院議員、陸軍予備役少佐、ジャイール・ボルソナロ氏を大統領へと導いたのだろうか。 P ...

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あけましておめでとうございます

野口在サンパウロ総領事

 皆様、あけましておめでとうございます。昨年は大変お世話になりました。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。  2017年10月にサンパウロに着任し2回目のお正月を迎えております。2018年は私にとって初めて1年間を通してサンパウロで生活し、勤務した年になりました。  昨年を振り返ってまず思い出されるのは、何と言っても日本人ブラ ...

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