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ブラジル・ルネッサンス元年=新たな10年の幕開けに向けて

土屋会頭

土屋会頭

 新年あけましておめでとう御座います。この場をお借りし、旧年中の当商工会議所の活動に対する皆様のご支援とご協力に対し、改めて厚く御礼申し上げます。
 昨年は移民110周年という記念すべき年であり、各地で様々な催しが開催されました。私自身公私に亘り様々な形で参加させて頂きましたが、改めて日本とブラジルの絆の深さとその歴史を再認識する機会であったと感じております。
 加えてブラジルにとっては10月の統一選挙において新大統領としてボルソナロ氏が選出され、長い間続いたPT政権が終焉し、新たな4年の幕開けとなります。2014年以降の景気低迷の淵からこの2年弱徐々にではありますが回復の兆しが見えてきておりますが、新政権の船出は決して容易ではありません。
 年金改革、失業問題、治安回復とブラジルにとって更なる持続的成長を遂げる為に克服していかなければいけない課題に挑戦する大切な一年になるものと思います。新しく任命された閣僚を見ても、これまでの選出とは異なり、実現能力の高い方々が任命されておりこれらの課題に対して果敢且つ実現性の高い処策が打たれることを強く期待しております。
 一方、世界情勢はトランプ政権の誕生以来、益々混迷の度合いを深めてきております。保護貿易の高まりはこれまでのブラジルを含め自由貿易で伸長してきた世界経済に大きな影を落としつつあります。昨年11月末に開催された隣国アルゼンチンでのG20でもこの点は各国首脳間の大きな話題となっております。
 人口爆発、気候変動、都市化等と人類にとってこれからの50年、100年をより輝ける未来とするために克服しなければならない問題が山積みです。このような時代だからこそ、ブラジルが再び新政権の下でそのポテンシャルを開花し、人類の明るい未来構築に向けて新たな歩みと貢献に向けて強く歩みだすことと強く期待しております。
 かかる挑戦の年において当商工会議所としても引き続き昨年から取り組んでいる日本メルコスルEPA協定締結実現に向けた活動強化、日伯間の労働環境改善等新たなる取組など、これまで以上に日伯相互の経済関係強化、発展に繋がるよう会員一丸となって取り組んでいく所存で御座います。
 この一年も皆さまにとり明るく希望に満ちた一年となりますよう祈念し、私の念頭の挨拶とさせて頂きます。

ブラジル日本商工会議所

会頭 土屋 信司

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