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東西南北

 サンパウロ大都市圏サンベルナルド・ド・カンポ市で26日未明、2度の強盗を働いた35歳の軍警が現行犯逮捕された。軍警は犯行時、玩具の銃を使っていた。警察によると、軍警はリオンズ大通りのガソリンスタンドで最初の強盗を働き、黒のシボレー車で逃げたが、スタンドの店員がナンバーを控えていた。ナンバープレートの情報が巡邏中の警察に伝えられたため、逃げた軍警は程なく捕まった。治安を守る職務の人間による犯罪行為は本紙でも一部を伝えているが、「またか」と思う程、感覚が麻痺しているのが悲しい現状だ。
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 23日に行われたサッカー女子W杯決勝トーナメント一回戦で、女子セレソンは延長の末、1対2でフランスに敗れた。大黒柱のマルタは試合後に、「いつまでも私やフォルミーガ、クリスチアーネがいるわけじゃない。女子サッカーの今後はあなたたちにかかっている。最初は泣いて、最後に笑え」と、若手選手やTVの向こうの少女たちに呼びかけた。女子セレソンは東京五輪出場権を確保しているが、マルタの出場は果たして…。
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 世界的なコンサルティング会社マーサーが、「19年世界生活費調査都市別ランキング」を発表。それによると、ラ米諸国の都市では、ウルグアイのモンテビデオが70位で、最も経費がかかる。世界200カ国以上、約500市での調査で200位以内に入ったブラジルの都市は、サンパウロ市86位、リオ市121位、ブラジリア174位。他のラ米諸国では、サンチアゴ(チリ、79位)、リマ(ペルー、121位)、ブエノスアイレス(アルゼンチン、133位)などが入った。

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