パラナ州連邦地裁で6日、ルーラ元大統領のサンパウロ州アチバイアの高級別荘を介した贈収賄疑惑の第1審が行なわれ、12年11カ月の実刑判決が下された。ルーラ氏は昨年4月からサンパウロ州グアルジャー高級三層住宅を介した収賄容疑で服役中。今回も2審目有罪なら刑期が延長しそうだ。7日付現地紙が報じている。
セルジオ・モロ氏が法務大臣になって抜けた後釜におさまったガブリエラ・ハルト判事。彼女は判決文で、OAS社、オデブレヒト社、シャヒン社3社からの合計で100万レアル相当の収賄を、ルーラ氏はアチバイアの高級別荘の改築費を負担してもらう形で行なったとの見解を示した。金額はシャヒン社長のジョゼ・カルロス・ブンライ氏が15万レアル、オデブレヒトが70万レアル、OASが17万レアルとされている。