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《ブラジル》夏時間の採用停止を発表=「効果薄れた」と大統領語る

 ブラジルのジャイール・ボウソナロ大統領は5日、今年から夏時間を廃止すると発表した。

 ブラジルでは例年、南部、南東部、中西部の3地方10州と、首都ブラジリアのある連邦直轄区で、10月中旬から翌年2月中旬までのおよそ4カ月間、夏時間が採用されてきた。(昨年は統一選挙の影響で夏時間採用は11月からだった)

 ボウソナロ大統領は、「近年では夏時間の効果も薄れてきたとの報告を受け、今年末から来年頭にかけての夏の時期には夏時間を採用しない事とする」とツイートした。

 ボウソナロ大統領が行った発表は、今月1日に「大統領から夏時間に関する調査を行い、報告書を提出するように言われた」ベント・アルブケルケ鉱山動力相からの報告書に基づくものだ。

 大統領府の広報担当官レゴ・バロス氏は、「大統領は夏時間の廃止を決める前に、『53%が夏時間廃止に賛成』と書かれた調査報告書を読んでいた」と明かした。

 夏時間廃止が継続的なものか、次の夏だけかは未定だ。バロス氏は「今後に関しては新たな調査を参考にする」と語った。

 夏時間は、夏の長い日照時間を利用しての消費電力抑制を狙ったものだが、近年は生活習慣が変化したため、それほど節電効果があがってなかった。アルブケルケ鉱山動力相も「夏時間を一時的に止めるよう、大統領に進言した」と明かした。

 夏時間の廃止はブラジルだけの傾向ではない。欧州議会も2021年からの夏時間廃止を今年3月に承認している。(6日付ブラジル各紙より)

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