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 昨日付本欄で報じた、サンパウロ市の「ヴィラーダ・クウツラル」開催中の19日未明、サンパウロ市セントロのアンニャンガバウーの会場に1歳の赤ちゃんが乳母車ごと置きざりにされた件で、住所不定の男性が20日に預かり先の病院に名乗り出た。警察によると、男性は会場で癲癇の発作を起こして乳母車を手放してしまったという。意識が戻った時は乳母車は影も形もなく、男性自身も病院に運ばれたため、置き去りのような形になってしまったという。だが、男性が1歳の赤ちゃんを未明に、しかもこのように人が多い場所に連れ出すこと自体が異例だ。保安局によると、警察が同件を捜査することに決めたという。不可解な行為であることはたしかだ。
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 今回のヴィラーダでは出演者にも被害が出ていた。19日午後、セントロのラルゴ・デ・アロウシェのステージに出演した90年代の人気パゴッジ・グループ、「エ・オ・チャン」のヴォーカル、コンパドレ・ワシントンが同日深夜、宿泊していたサンパウロ市内のホテルの傍で強盗に襲われた。携帯電話を盗まれた上、顔から地面に倒れて、怪我をし、20日未明にクリニカス病院に運ばれた。大事には至っていないというが、残念な事件だ。
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 ヴィラーダではもう一件、19日夜に、サンパウロ市中央部レプブリカ駅の近くで、28歳のイタリア人男性が男性2人と女装者2人の強盗グループに襲われ、携帯電話を盗まれた上、ナイフで腹部を刺される事件が起きた。プレッタ・ジルのコンサートの帰りの出来事で、重体だという。ヴィラーダそのものは盛況だが、こうした事件を防止するための対策が急がれる。

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