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堀井さん、外務大臣から受勲=今上陛下からお祝いの言葉

左から尾西さん、西村氏、堀井さん

 令和元年春の受勲者に選出された堀井文夫さん(85、広島県)=旭日双光章=は、5月末に叙勲の伝達及び天皇陛下の拝謁のため訪日した。
 5月30日(日本時間)、堀井さんは河野太郎外務大臣より勲章を授与された。さらに他の受勲者とともに、東京都内の皇居にて今上陛下よりお祝いの言葉を賜った。訪日に同行したブラジル兵庫県人会の尾西貞夫顧問(76、兵庫県)によれば、堀井さんは天皇陛下に謁見し、その上、お言葉まで頂けたことに深く感動していたそう。
 前日の5月29日、堀井さんと尾西さんは衆議院議員第一議員会館にて、西村康稔内閣官房副長官との面会も行った。
 面会では尾西さんから、堀井さんの活躍もあってブラジル日系社会では日本文化が深く根づいていることを説明。
 西村氏は08年のブラジル日本移民100周年の皇太子殿下(当時)ご来伯に同行し、その際に尾西さんと知り合い、同郷だったこともあり親交をもったそう。
 尾西さんは堀井さんの受勲について「受勲にふさわしい立派な方。これからもコロニアを支えてほしい」と祝意を表した。
 堀井さんは上皇陛下と同じ生年月日。モジ・ダス・クルーゼス文化協会副理事長やサンパウロ日伯援護協会理事を歴任。モジ文協のスポーツセンター建設の際には自ら陣頭指揮をとり、大型土木機械を運転して土地整備などを行い、秋祭りの運営の中心も担ってきた。
 コロニア屈指の実業家としても知られており、カオリン鉱脈を掘り当て鉱業を興し、他にもゴルフ場やリゾートホテルを経営、不動産賃貸業なども手がけた。

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