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東西南北

 サンパウロ大都市圏スザノ市の州立校の体育館で薬物を違法に売っていた男が、24日の夜、逮捕された。匿名の通報を受けて現場に向かった軍警は、体育館の壁に開いた穴を使って、金と薬物の受け渡しをしているところを見つけた。男は逃げたがあえなく捕まり、大麻やコカインなどが押収された。サンパウロ州教育局は、軍警の行っている、学校を犯罪から守るプロジェクト、「ロンダ・エスコラル」との協力体制を継続すると発表した。
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 16日に、「司法の許可を得ずに、金融活動管理審議会(Coaf)、国税庁、中銀などの内部データを使って始められた金融犯罪捜査全てを一時停止とする」との決定を下したジアス・トフォリ最高裁長官は、裁判所の許可を得る前にデータを使って捜査することの是非を決める最高裁大法廷での審理の日程を、11月21日以前に早める意向を示した。決定以降、“有能”な弁護士たちが次々と、「依頼人への捜査は停止のはず」との申し立てを行っている。検察は「金融犯罪だけでなく、麻薬密売事件にだって影響する」と不満を抱いているが、審理結果は?
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 23日(火)から25日(木)にかけて、南米サッカー、クラブチーム王者を決める、リベルタドーレス杯の決勝トーナメント1回戦、第1試合が行われた。ブラジルからは6チームがベスト16に残っていたが、勝利したのはインテルナシオナルとグレミオのポルト・アレグレ本拠の2チームだけだった。中でもダメージが大きいのは、0対2と敗れた上、中心選手ジエゴが全治4カ月の重傷を負ってしまったフラメンゴだ。来週のリターンマッチで逆転できるか?

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