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東西南北

 23日午後、サンパウロ州カンピーナスで、軍警第47部隊所属のチアゴ・デ・カルヴァーリョ・マシャド氏が、同僚の警官から頭などに約10発を撃ちこまれ、病院に運ばれる途中で死亡した。犯人の軍警は抵抗することもなく、そのまま逮捕されたが、殺害に及んだ理由はまだ説明されていない。犯人は車の中でマシャド氏の到着を待っていて、銃撃したという。翌24日にはサンパウロ州軍警トップのアルヴァロ・バチスタ・カミーロ大佐が同市を訪れ、カンピーナス地方の治安に関する課題などについて討議する予定だったが、キャンセルされた。軍警内に大きな波紋を残しそうな事件だが、その真相はいかに?
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 22日午前、サンパウロ大都市圏サンターナ・デ・パルナイーバ付近のカステロ・ブランコ高速道で、猛スピードで走っていた車が中央分離帯を飛び越え、対向車線の車3台と衝突して大破する事故が起きた。事故を起こした三菱ランサーを運転していた運転手ら、3人が死亡。負傷者も5人(1人は重傷、4人は軽傷)出た。警察は既に原因究明のための調査をはじめているが、この三菱車が他の2台の車とスピード競走していたのではないかとの情報もあり、捜査中だ。
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 今週のサッカーはスダメリカーナ杯の準決勝第2試合が行われる。コリンチャンスは今日、敵地エクアドルでCSDインディペンディエンテと対戦する。本拠地対戦の第1戦を0―2で落とし、コリンチャンスとしてはかなり苦しい展開になっている。敵地対戦の上、勝利するには最低でも3点を取らなければならない難しい条件だが、奇跡を起こせるか。

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