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非日系3人入賞して健闘=スピコン&弁論大会で=環境語った浦塚さん弁論1位

賞状を持っている人が受賞者。前列左から青柳ラリッサ優美さん、ナタリア・ソアレス・サントス・カレロさん、浦塚カミラ彩さん、ステファニー・フルキン・テイシェイラさん。後列左からジョアン・フェリペ・ルジネさん、成田カリナ美紀さん、池田フランシスコ・アレックスさん、ジョエジソン・ノゲイラ・サントスさん

 ブラジル日本都道府県人会連合会(山田康夫会長)とブラジル日本語センター(日下野良武理事長)は29日、サンパウロ市のブラジル栃木県人会館で『第40回スピーチコンテスト』『第13回弁論大会』を開催した。弁論大会は浦塚カミラ彩さんが1位となり、副賞の日本往復航空券を獲得した。スピーチコンテストA、Bと弁論の部の全3カテゴリーに計22人が出場し、うち非日系は7人。弁論大会だけみれば、9人中4人と半数近くを占め、計3人が入賞するなどの健闘を見せた。

『第40回スピーチコンテスト』『第13回弁論大会』の参加者全員と主催者および来賓、審査員の皆さん

 最初のスピコンはテーマ自由。B部門は日本語能力試験N3程度が対象で、A部門はN1~2。弁論大会のテーマは「三方良し」で16歳以上が参加した。父兄や友人80人が駆けつけ、固唾を飲んで発表を見守った。
 B部門の1位は非日系のステファニー・フルキン・テイシェイラさん。目をつぶって聞けば、日本の日本人がしゃべっているような滑らかな発音で、日本語学習が高じて言語オタクになった体験を簡潔に語った。
 同2位は成田カリナ美紀さん。アニメ「耳をすませば」が大好きだった友人ジャッキーにガンが発病し、亡くなるまでのまるで映画のような実話をしみじみ語った。
 A部門1位は青柳ラリッサ優美さん。「目を閉じると鳥の声」と詩のような美しい韻律と抑揚を工夫し、格差などの社会問題を含みながら「貴方にとって平和な世界とは何ですか?」と問いかけて終わった。
 同2位はジョアン・フェリペ・ルジネさん。初期日本移民が奴隷扱いされたことを、ブラジル人の立場からゴメンナサイと謝るなど、非日系学習者独自の視点から新鮮な内容を思い切りのいい言葉で語った。
 弁論大会1位は浦塚カミラ彩さん。環境意識を持つことの大切さを、近所のリサイクル箱の存在に気付いて使う個人的な取り組みを通して語った。同2位の池田フランシスコ・アレックスさんは、3年前に国費留学生として大阪大学に留学し、たくさんの友だちができた経験を通し、ブラジルではハーフとして悩む部分があったが、むしろハーフで良かったと思えるようになったとの体験をいきいきと語った。
 同3位の非日系日本語教師のナタリア・ソアレス・サントス・カレロさんは、日本語を勉強することでたくさんの素敵な人に会えたと強調した。
 審査員賞には、ユーモラスな発表をしたジョエジソン・ノゲイラ・サントスさんが選ばれた。
 審査員長の久野元さん(国際交流基金派遣専門家)は講評で「スピーチコンテストは、内容が切迫していて、点をつけるのが難しかった。表現の仕方で差がついた。弁論大会は難しいテーマをよく自分のものにして発表していたと関心した。来年からはもっと平易なテーマにしたほうが良い」と運営側に釘を差した。

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