国立植民農地改革院(INCRA)の総裁で陸軍大将でもあるジョアン・カルロス・ジェズス・コレイラ氏が解任されたことで、ボルソナロ大統領の派閥で構成されている土地問題特別局に対する、軍関係者や農務省からの批判が激しくなってきている。それは、コレイラ氏解任が同局局長でボルソナロ氏の友人であるナブハン・ガルシア氏の私欲による強い干渉によるものとされているためだ。8日付現地紙が報じている。
INCRAは国内の農地問題を管理する政府機関で、土地を持たない農民に国有地の再分配などを行っているが、その運営にガルシア氏の強い干渉があったようだ。