ホーム | ブラジル国内ニュース | パラナ州で大麻3トン押収=道路警察史上2番目の多さ

パラナ州で大麻3トン押収=道路警察史上2番目の多さ

タンクの中から取り出された大麻(Divulgação Polícia Rodoviária Federal)

 連邦国道警察が13日午後、パラナ州西部のサンタテレジーニャ・デ・イタイプで、史上2番目に多い2832・7キロの大麻を押収したと14日付アジェンシア・ブラジルが報じた。
 約3トンもの大麻を運んでいたのは、パラグアイのナンバープレートを付けたタンクローリー車だ。
 国道277号線に設けられた道路警察の検問で止められたパラグアイ人の運転手(36)は、車のメンテナンスのためにクリチバ大都市圏のアラウカリアまで行くと答えたが、不審に思った警官がタンクの中を覗き込んだところ、カモフラージュした麻薬の包みが見つかったという。
 タンク上部の蓋からでは取り出しが困難だったため、消防に通報し、車体の一部を切断してから取り出された。大麻の間からは、「シャンパーニ・ローザ」と呼ばれる新型エクスタシー4・1キロも見つかった。新型のエクスタシーは従来のものよりも強力だという。
 押収された車や麻薬はフォス・ド・イグアスの連邦警察署に送られた。麻薬密輸は5~15年の刑に当たる犯罪だ。
 今回の大麻押収は、同州の連邦道路警察がこれまでに行った麻薬の差し押さえでは2番目の規模だ。これまでの最高は9月9日に同州西部セウ・アズルで押収された4・6トンの大麻で、やはりタンクローリーに隠して運んでいた。
 この時は、パラグアイ人の運転手(46)と助手(21)が、パラナ州カスカヴェルに運ぶ予定だったと供述。連邦道路警察はこの時も、車体を切るために消防の助けを必要とした。

image_print