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≪リオ≫五輪後、更に湾内の水質悪化=改善の約束は水の泡

2016年オリンピックにむけてグアナバラ湾内浄化活動を行っていた(Tomaz Silva/ Agência Brasil (30/04/2014))

 2016年のリオ五輪から4年――国家環境研究所(Inea)の調査によると、競技会場にもなったグアナバラ湾の水質は、オリンピック後にかなり悪化していることが明らかになった。2019年末に行われた水質検査では、16年から比較して水質が75%悪化しているという。大会前には、五輪開催に向けた水質改善と、それを大会後に遺産として残すことなどが約束されていた。14日付けグローボが報じている。
 2016年から17年の同研究所の発表では、湾内で水質が「悪い」と分類された採取箇所の割合が湾全体のうち38%だったのに対し、2019年には水質が「悪い」と分類された割合は66・6%となり、汚染が進んだ結果となった。同湾内に流れ込む河川流域55カ所から採取した水の水質は81%が「悪い」と分類された。

 国家衛生情報システム(SNIS)によると、2018年にリオデジャネイロ州の下水の処理率は約31%で、2010年の36・5%よりむしろ下水処理率が低下している。同湾へ流れ込む河川の水域は17市町村となり、1300万人以上の生活汚水が推定で毎秒1万8000リットル流れ込んでいるという。
 下水処理率の低下は都市圏内で不法占拠区に住む人口増加に対し、衛生インフラの提供が追いついていないことが原因だという。
 グローボ紙が今年2月に情報アクセス法(LAI)を通じ得た情報によれば、過去25年間で75億レアルの公金を湾内の清掃に費やされてきたことが分っている。

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