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《サンパウロ市》コーヴァス市長は癌だった=緊急の化学療法はじまる

ブルーノ・コーヴァス市長(Rovena Rosa/Agência Brasil)

 サンパウロ市シリオ・リバネス病院に緊急入院しているブルーノ・コーヴァス・サンパウロ市市長(39)が、癌だったことが判明した。28日付現地サイトが報じている。
 28日に同病院から発表されたところによると、コーヴァス市長は胃と食道をつなぐ噴門に癌ができていたという。それに加えて、すでに肝臓とリンパ節に転移が見られたという。
 同市長は19日に、サンパウロ市のアルベルト・アインシュタイン病院で感染性皮膚炎の「丹毒」と診断された。だが、治療効果が出ず、23日にシリオ・リバネス病院に入院し、改めて検査を行ったところ、25日に「静脈血栓塞栓症」、さらに26日に「肺血栓塞栓症」と診断された。
 だが、その検査の過程で腫瘍が見つかり、精密検査を行った結果、消化器官の癌と、他器官への転移が確認された。
 コーヴァス市長は28日、癌と闘病し、「乗り越えてみせる」と宣言した。これによる市長辞任はなく、28日は院内で業務を行ったが、28~29日に化学療法が始まるため、今後の業務に関しては話し合いが行われることになるという。

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