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《ブラジル》黒人尊厳日の前日に反黒人差別の絵を下議が剥がす=「この絵こそ差別」と発言

コロネウ・タデウ下議の行為に抗議するダヴィド・ミランダ下議(中央)たち(Lula Marques)

 黒人尊厳日(黒人の意識高揚の日)の11月20日を翌日に控えた19日、ブラジリアの連邦議会下院内で展示されていた、反黒人差別アート作品をコロネル・タデウ下議(サンパウロ州選出、社会自由党・PSL)が引き剥がし、踏みつけて割ったと、20、21日付現地各紙が報じた。
 剥がされたのは、風刺画家カルロス・ラトゥス氏の作品で、警官がブラジル国旗の柄のTシャツを着、後ろ手に手錠をかけられた黒人を射殺して去っていく図柄に、「黒人ジェノサイド(集団殺害)」の文字が入っていた。

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