ホーム | ブラジル国内ニュース | 《サンパウロ大都市圏》宝石商親子殺害事件の詳細が明らかに=長女自身が殺害を了承

《サンパウロ大都市圏》宝石商親子殺害事件の詳細が明らかに=長女自身が殺害を了承

 【既報関連】1月28日にサンパウロ大都市圏サンベルナルド・ド・カンポ市で発生した、宝石商ロムユキ・ゴンサウヴェス氏ら親子3人の殺害事件で、3日に逮捕された男性容疑者が、先に逮捕されていたロムユキ氏の長女とその恋人から「一家を殺害してもよい」と了承を受けて殺害したと供述したほか、殺害手順などを詳細に語ったことが明らかとなった。5日付現地紙が報じている。
 ジュリアノ・オリヴェイラ・ラモス・ジュニオル容疑者(22)によると、同容疑者は、先週逮捕されたロムユキ氏の長女のアナ・フラヴィア容疑者と、その恋人でジュリアノ容疑者のいとこのカリーナ・ラモス容疑者から、「ロムユキ氏は自宅金庫に8万5千レアルを所有している」との話を聞いたという。
 3人は1月27日にロムユキ氏の自宅に押し入り、現金を強奪する計画を立てたが、この時点では殺害は予定していなかったという。
 1月27日、ジュリアノ容疑者はミシャエル・ロベルト・ドス・サントスとギリェルメ・ラモス・ダ・シウヴァの2人の共犯者と共に、アナ・フラヴィア、カリーナ両容疑者が乗る車に隠れてサントアンドレ市のコンドミニアムに侵入した。
 3人はロムユキ氏宅で強盗だと宣言。アナ・フラヴィア、カリーナの二人は犠牲者のふりをしたという。
 ロムユキ氏宅には本人と長男のフアン君(15)がおり、犯人たちは金庫の暗証番号を聞きだすため、フアン君に暴行。ロムユキ氏が「妻が番号を知っている」と答えたため、二人は別々の部屋に監禁された。
 そこに妻のフラヴィアナ氏が帰宅し、制圧された。フラヴィアナ氏は金庫の番号を教えたが、中が空だったため、犯行グループはアナ・フラヴィア、カリーナの両容疑者から同意を得てロムユキ氏とフアン君を殺害。ゴンサウヴェス家のジープのトランクに二人の遺体を入れた。
 一行は、その車で外に出て、サンベルナルド・ド・カンポ市モンタニョン道で停車。そこでカリーナ容疑者がジープを運転してきたフラヴィアナさんを殺害。彼女の遺体もトランクに入れ、そのままジープを焼いたという。
 警察は4日に共犯者とされた2人を逮捕。共犯者の自宅からは、ロムユキ氏宅から持ち出した電化製品なども押収されており、警察は強盗殺人事件に容疑を切り替えた。また、車に放火後の逃亡を助けたとされる容疑者1人の行方も捜索中だ。

image_print

こちらの記事もどうぞ

  • 《ブラジル》コパ・アメリカでセレソンが3連勝=後半終盤にコロンビアを逆転2021年6月25日 《ブラジル》コパ・アメリカでセレソンが3連勝=後半終盤にコロンビアを逆転  23日、サッカーのコパ・アメリカでブラジル代表(セレソン)対コロンビアの一戦が行われ、後半終盤に試合をひっくり返し、2―1で勝利したセレソンが3連勝を飾った。24日付現地紙が報じている。  リオ市のニウトン・サントス・スタジアムで行われたこの1戦、先制したのはコロン […]
  • 東西南北2021年6月22日 東西南北  20日のサッカーの全国選手権。サンパウロはサントスにボール占有率で勝りながら、0―2で敗戦。5試合終わって3敗2分の18位と苦しんでいる。今季はここまで意外な展開で、上位3チームをアトレチコ・パラナエンセ、フォルタレーザ、ブラガンチーノといった伏兵が占めている。強豪たちもそろ […]
  • 【日本移民の日2021年】歓喜を味わい、過去を振り返る時=ブラジル都道府県人会連合会 会長 市川利雄2021年6月22日 【日本移民の日2021年】歓喜を味わい、過去を振り返る時=ブラジル都道府県人会連合会 会長 市川利雄  ブラジル日本移民113周年記念は歓喜を味わい、過去を振り返る時ではないでしょうか! 「歓喜を味わうとは」――日本移民の経済、農業、園芸、果実、セラード開発、料理、各分野で活躍する有能な人材、さらに、その歴史の継承などはブラジル社会に認められ、高く評価されています。 「振り […]
  • 【日本移民の日2021年】「日本移民の日」に寄せて=在サンパウロ日本国総領事 桑名良輔2021年6月19日 【日本移民の日2021年】「日本移民の日」に寄せて=在サンパウロ日本国総領事 桑名良輔  6月18日「日本移民の日」を迎えるにあたり、皆様にご挨拶を申し上げます。1908年に笠戸丸がサントス港に到着してから今年で113年となります。  昨年8月に着任した私にとっては今回が初めての移民の日となります。先日、サンパウロにあるブラジル日本移民史料館を訪問し、レ […]
  • 【日本移民の日2021年】日本移民113周年記念日に寄せて=サンパウロ日伯援護協会 会長 税田 パウロ 清七2021年6月19日 【日本移民の日2021年】日本移民113周年記念日に寄せて=サンパウロ日伯援護協会 会長 税田 パウロ 清七  1908年(明治41年)6月18日、笠戸丸に乗った最初の日本移民781人がサントス港に上陸して113年の歳月が流れました。そして今や、ブラジル日系社会は200万人を擁する大きなコミュニティーに発展いたしました。先達の皆様方の幾多のご労苦とご功績に対し、深甚なる感謝の念と敬意を […]