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サンパウロ市=ブロッコで5人が銃弾受ける=市警への強盗未遂がきっかけ

 16日、サンパウロ市南部でブロッコの行進中に、5人が被弾する事件が発生した。17日付現地紙が報じている。
 事件が起きたのは午後5時30分頃で、現場はサンパウロ市南西部ブルックリンのエンジェニェイロ・ルイス・カルロス・ベリーニ大通りだ。
 事の発端はある男性が市警のネックレスを奪おうとしたことで、市警がそれに反応して銃を発射したという。
 この発砲により計5人が銃弾を浴びた。目撃証言によると、撃たれた人物には強盗を試みた人物も含まれていたが、被害者の中には路上でブロッコを楽しんでいた女性2人も含まれている。
 被害者はサントアマーロのサンタカーザ病院(南部)やカンポ・リンポ病院(南部)、クリニカス病院の救急外来(西部)などに運ばれた。5人とも命に別状はない。
 ブルックリンのベリーニ地区は、大企業の社屋が立ち並ぶ、閑静な高級ビジネス街として知られているところだ。
 16日は、サンパウロ市カーニバル開催直前の日曜日ということもあり、市内の主要な通りはブロッコでひしめきあっていた。サンパウロ市市役所によると、今年のカーニバルは600余りのブロッコが参加しているという。

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