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コロナウイルス=サンパウロ州とリオ州で死者確認、計7人に=上院議長の罹患も明らかに=イタリアよりも悪いペース

アルコルンブレ上院議長(Fabio Rodrigues Pozzebom/Agencia Brasil)

 【既報関連】18日、サンパウロ州保健局が、新型コロナウイルスによる死者が3人いたことが確認され、死者の数は4人になったと発表した。また、19日には病院が、もう1人の死者もコロナ感染者だったことが確認されたと発表。リオ州でも2人の死者がコロナウイルスに感染していたことが確認された。また、ダヴィ・アルコルンブレ上院議長の感染が確認されるなど、政界でも感染ショックが拡大。罹患者の増加もイタリア以上の悪い数字が出ている。19日付現地紙、サイトが報じている。
 コロナウイルスによる最初の死者は、16日にサンパウロ市で死亡した62歳の男性だが、18日に加わった3人のうち2人は、最初の男性と同じ、サンクタ・マジオーレ病院に15日から入院していた患者であったことがわかっている。
 そのうちのひとりは65歳の男性で、慢性疾患を抱えていたという。もうひとりの80歳男性には特に慢性疾患がなかったという。
 また、サンパウロ州保健局が18日午後に発表した4人目の死者は85歳の男性で、19日にコロナ感染が確認された77歳の男性も含めた5人が、同一の団体が複数の場所で経営している病院で死亡している。サンパウロ州保健局は19日午後、5人目の死者確認と発表した。
 また、19日朝には、リオ州保健局が、同州で最初の死者が出たと発表した。同州初の犠牲者で、国内では5人目の死者は、17日に亡くなった、63歳の家庭内労働者の女性で、高血圧と糖尿病を患っていた。彼女の場合は、雇い主の女性がイタリアに行き、そこでコロナウイルスに感染していた。また、18日午後には、17日にニテロイ市で亡くなった69歳の男性も、感染が確認された。この男性も、高血圧と糖尿病を患っていた。
 また、ブラジリアでは18日、ダヴィ・アルコルンブレ上院議長にコロナウイルスの陽性反応が出たことが明らかになった。同議長に深刻な感染の症状は見られなかったが、ブラジリアのシリオ・リバネス病院に入院。19日には退院し、自宅療養生活に入った。
 上院では、ボウソナロ大統領が7~10日に訪米した際に同行したネウシーニョ・トラッド上議に次ぐ、2人目の感染者となっている。
 また、ジアス・トフォリ最高裁長官は18日、16日にアルコルンブレ氏との会合に出席したとの理由で、1週間の自主隔離を行うことを明らかにした。トフォリ長官は18日に、ボウソナロ大統領をはじめとする三権の代表者による会見に出席し、マスコミのコロナウイルス報道を称え、「大げさだ」と言い張るボウソナロ大統領と対照的な見解を見せていた。
 コロナウイルスの罹患者は18日夜の時点で428人(保健省発表、州保健局の統計では529人)となったが、最初の感染者確認から22日でこの数字というのは、罹患者数が中国についでワースト2位で、現在の状態は最悪なイタリアよりもペースが速い。イタリアでは23日目の時点で感染者155人、死者3人だったが、29日目、30日目に感染者数が爆発的な増え方をしていた。
 なお、18日午後5時現在の保健省の数字は、感染確認者621人、死者6人(州保健局の集計では死者7人)となっている。

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