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東西南北

 イボッピが、10月に行われる聖市市長選の世論調査を行った。それによると、本番半年前の時点でのトップは支持率24%のセウソ・ルッソマノ氏で、それを現職のブルーノ・コーヴァス氏が18%で追う展開。18年のサンパウロ州知事選次点のマルシオ・フランサ氏は9%で3位で、18年大統領選に出馬したギリェルメ・ボウロス氏が8%で4位となっている。18年の下院議長選では人気で、現在、社会自由党(PSL)下院リーダーのジョイセ・ハッセルマン氏はわずか2%と振るわない。ここに、ニュースキャスターのダテナ氏や、労働者党の候補が加われば様相も変わってきそうだが、今後の展開はどうなるか。
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 コロナウイルスを「グリペジーニャ」と呼び、なかなか深刻なものと受け止めようとしないボルソナロ大統領。だが、それは同氏だけではない。ブラジルを代表する富豪、ロベルト・ジュストゥス氏も22日、同様に「グリペジーニャ」と呼んで、マスコミの報道を批判している録音が漏洩され、強い批判を受けている。22~23日のMP騒ぎもだが、コロナの問題が今や「富裕層対庶民」の図式に発展しつつあるような気もするのだが。
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 コロナウイルス感染症が現在最も流行しているイタリアやスペインでは、サッカーの元イタリア代表選手が感染し、名門レアル・マドリッド元会長が命を落としたが、ブラジルでは、グレミオの会長ロミウド・ボウザン氏が陽性反応を示したことで話題となっている。グレミオが拠点とするリオ・グランデ・ド・スル州ではまだ死者の報告は聞かないが、無事を祈りたいところだ。

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