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《ブラジル》コロナ禍=南、北部でも死者、計57人に=26歳で検査さえ受けず死亡の例も

 【既報関連】新型コロナウイルスの感染者や死者急増で、24、25日にはブラジル北部と南部でも死者発生と24、25日付現地紙、サイトが報じた。
 24日夜発表の州保健局の集計は、感染者2271人、死者47人(保健省発表では2201人と46人)だった。
 感染者最多はサンパウロ州で、感染者が65人増えて810人、死者も10人増えて40人となった。
 サンパウロ州での死者は、36人がサンパウロ市、4人はサンパウロ大都市圏在住者で、37人は私立病院、3人は統一保健医療システムの病院で死亡した。40人の内27人は男性。死者の大半は60歳以上だが、比較的若い人も3人(33歳、48歳、49歳)いた。
 24日現在のリオ州の感染者は72人増の305人で、死者は、リオ市3人、その他3人(ミゲル・ペレイラ、ニテロイ、ペトロポリス)の計6人だ。24日に報告された死者は71歳の女性と74歳の男性だった。
 リオ州では、二つの刑務所で死亡した収容者8人の家族が「死因不明」と訴えており、ブラジル弁護士会リオ支部が刑務所内でのコロナウイルス感染症発生の有無と死因に関する説明を求めている。同州ではファヴェーラでの感染者が確認されており、感染がさらに加速化する可能性がある。
 また、南東部以外では初めての死者は、アマゾナス州とリオ・グランデ・ド・スル州で報告されている。
 アマゾナス州の死者はパリンチンス市在住で、高血圧患者だった。21日にマナウス市内の救急病院に入院し、22日に心停止を起こしたが、蘇生。だが、24日の夜、亡くなったという。アマゾナス州の感染者は24日現在で47人だ。
 また、リオ・グランデ・ド・スル州の死者は州都在住の91歳の女性だ。同州保健局の集計では同州の感染者は24日現在で112人で、州都の感染者は47人。だが、同市保健局による24日現在の感染者数は81人。市保健局は集中治療室に入院中の患者も集計するとする一方、同市では既に回復した感染者が18~68歳の男性7人と35歳の女性の計9人いると語っている。
 これらの数字は全て、病院で亡くなったケースだが、検査がされず、適切な治療さえなされずに死亡した例や自宅で亡くなった人もいるはずだ。その一例はリオ州で21日に亡くなった26歳の男性だ。男性は高リスクグループに入っていなかったが、15日に発熱などを訴え、病院に行き、肺炎が見つかった。男性は抗生物質投与と点滴後、帰宅させられたものの、21日に容体が悪化。病院に戻った時は肺の半分に影が広がり、助からなかった。
 なお、25日午後4時の保健省の発表による感染確認者は2433人で、死者は57人となっている。

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