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コロナ禍=感染確認から50日を経て=死亡率は低いが検査遅いブラジル

主な国々の死亡率の変化(16日付G1サイトの記事の一部)

 【既報関連】新型コロナウイルスの最初の感染者確認から50日間の経過とその後を、国毎に比較したデータを16日付G1サイトが報じた。
 ブラジルの最初の感染者確認から50日目の15日の感染者は2万8320人、死者は1736人。16日は感染者数が3万425人、死者も1924人に達した。
 米国のジョンズ・ホプキンス大学とブラジル保健省のデータを基に、中国、米国、イタリア、スペイン、フランス、ドイツ、日本、韓国、ブラジルの9カ国を比べると、50日目の感染者がブラジルより多いのは、中国の7万5101人とイタリアの4万7021人だけ。死者がブラジルを超えたのも、中国の2239人とイタリアの4032人だけだ。
 だが、4月15日現在の感染者数トップは米国の63万6350人。日本と韓国、ブラジル以外は中国の8万3751人を上回り、スペイン17万7644人、イタリア16万5155人、ドイツ13万4753人、フランス13万3470人となっている。

 死者数も同様に、米国の2万8326人を筆頭に、イタリア2万1645人、スペイン1万8708人、フランス1万7167人、ドイツ3804人と続いた後、中国の3474人が来る。
 中国は最初に感染が始まり、検査体制も不十分で、実数が把握されていない可能性が高いが、思い切った都市封鎖政策も奏功し、50日経過後の数の伸びは鈍い。
 感染確認から50日後の人口10万人あたりの死者数(死亡率)が0・011だった米国は、社会的隔離策採用が遅れ、それ以降、感染が急速に拡大。15日現在の死亡率は9弱に上がった。
 隔離策導入はやや遅れたが、医療体制が整っているドイツは、50日目の死亡率が0・020で現在も低率。105日目の中国も0・160後、安定している。だが、50日目は0・117だった韓国は感染拡大で、15日現在の死亡率は4・4前後に上がっている。
 州や市は率先して外出自粛を採用したのに、連邦政府内で意見が割れ、保健相解任も起きたブラジルの死亡率は0・826。イタリアの6・680やスペインの2・929よりは低いが、ブラジルの検査は重症者のみ。解析能力不足(結果待ちはサンパウロ州だけで3万件)もあり、本当の感染者は12~20倍ともいわれる。16日発表のサンパウロ市の死者分布図でも、11日現在の感染確認済みの死者は422人、感染の疑いのある死者は785人と報告されるなど、死者数の実態把握も不十分だ。
 全州での感染者確認は26日目の3月22日、全州での死者確認は50日目(最初の死者発生から30日)の4月15日のブラジル。病床不足も起きており、今、手綱を緩めれば、感染率、死亡率が上がり、感染終息までの時間はさらに長引く。

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