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《ブラジル》新型コロナの感染者4万581人、死者は2845人=各州で医療収容能力の限界に=サンパウロ州の死者は1千人を超える

ブラジル各地で臨時病院が建設されている(参考画像・Andrea Rego Barros/PCR)

 【既報関連】新型コロナウイルスの感染拡大は止まらず、20日午後5時の保健省の発表では、国内の感染者が4万581人、死者が2845人となった。また、感染者数、死者数ともに国内最多のサンパウロ州では、19日に死者数が1千人を超えたと、20日付現地各ニュースサイトが報じた。
 サンパウロ州以外にも、リオ州、セアラー州、アマゾナス州、ペルナンブッコ州で、感染者の増加ペースに受け入れ態勢(医療キャパシティ)が追いつかなくなっている。
 アマゾナス州マナウス市では、本来はコロナ患者に対応する場所ではない保健所(UBS)にもコロナ重症患者が運ばれている。16日にはセアラー州で集中治療室(ICU、ポルトガル語ではUTI)の空き病床がゼロになった。リオ州でも4カ所の緊急医療施設が満杯になった。重症者が収容できなくなれば、自宅で死亡する例も出始める。

 州別の感染者と死者数が最も多いサンパウロ州では、国内初の死者確認から34日目の4月19日に死者数が1千人を超え、1015人となった(感染者は1万4267人)。
 19日現在の死者数2位はリオ州の402人(感染者4765人、以下同)、3位はペルナンブッコ州の216人(2459人)、4位はセアラー州の186人(3252人)、5位はアマゾナス州の182人(2044人)だ。
 サンパウロ州は感染者、死者ともに国内最多だが、それでもまだ、結果待ちの検査が7千件ある。州内645市中、感染者が1人以上確認されている市は228、死者が1人以上出ている市は93ある。州保健局によると、19日現在の呼吸器系疾患での入院患者は5624人で、3279人が人工呼吸器不要の一般病室、2345人はICUに入院している。だが、コロナ感染が確認された患者は半数以下で、過半数は検査の結果待ちだ。
 同州内でも死者最多のサンパウロ市の場合、コロナで死亡と確認されている死者は17日現在で743人だが、それ以外にも1192人が、コロナ感染症が死因だったのではないかと疑われている。
 サンパウロ州では、1557人の医療従事者が、コロナ感染確認、または感染の疑いで医療現場から離れている。人手不足解消のため、サンパウロ州政府は1185人を緊急募集中だ。
 サンパウロ市には重点的にコロナ患者を受け入れている病院が複数あるが、それらの病院の17日現在のICU占有率は平均で78%。同市西部のエミリオ・リバス病院のICU占有率は既に100%に達し、コロナ患者はおろか、他の重い病気に罹ったり、事故で重傷を負ったりした人も受け入れられない。
 感染拡大が続く中、サンパウロ州政府は病床確保に努めているが、いつ病床がなくなるか、医療従事者がいつ不足するかは、予断を許さない状況が続いている。

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