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東西南北

 大統領を痛烈に批判することで知られる女性ジャーナリストのヴェラ・マガリャンエス氏が25日、「ボウソナロ大統領が黙っていると平穏無事だ」と書いてSNS上で大受けしていた。今週はボウソナロ大統領から問題発言の類が少なく、25日にはジアス・トフォリ最高裁長官の前で平和と友好を口にするなど、最高裁との対立姿勢も和らげた。最近の反民主主義行為捜査での友人たちへの捜査とファブリシオ・ケイロス容疑者の逮捕は、それほどショックだったということかも。大統領がこの感じだと週末のデモも盛り上がりそうにないが、果たして?
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 サンパウロ市は25日から、市内バスの運行本数を9%減らした。理由は、バスの運行本数が増えたことで、交通渋滞が起こりやすくなったためだという。これにより、市内のバスの1日の運行本数は、外出自粛令が出る前の84%相当の1万791本となった。ただ、本数を減らせば、以前からコロナ感染拡大上問題になっているバスの満員乗車が、さらに促進されるような気も。そのあたりの矛盾に今後、市がどういう対応をしていくのか、気になるところ。
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 外出自粛令緩和後も感染者や死者のペースが落ちているとは言えない状況。だが、サンパウロ州政府の一部地域を緩和して来週からバールやレストラン、美容院や理髪店を限定付ながら再開できるレベル3に向かう(本面記事参照)。実施されれば、これまでの商店の部分再開以上の人出が予想される。ただし、サンパウロ市は7月6日ごろになりそうだ。これからは、市民ひとりひとりのコロナに対する自覚がためされることになりそうだ。

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