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東西南北

 サンパウロ市で起きた、51歳の黒人女性をうつ伏せにして、軍警が首を踏みつけて動けなくしていた事件は、「ブラジルのジョージ・フロイド事件」として全国的に強い怒りを買っており、軍警側もことを重く見ている。軍警広報のオスマリオ・フェレイラ氏は「ジョージ・フロイド事件の場合、取り締まりのやり方自体は間違ってなかったが、担当警官の行き過ぎた行為が問題だった。だが、サンパウロ市の場合は取り締まりの手順も暴力行為も全くダメ」と酷評。被害者の女性が幸いにして亡くなっていない分、米国のような抗議行動の嵐にはなっていないが、軍警への大きなイメージダウンはたしか。しかるべき対処が求められそうだ。
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 11日に、サンパウロ市地下鉄で痴漢行為を行なっていた41歳の男性が逮捕された。この男性は、靴の先にミニ・カメラをつけ、地下鉄の女性客のスカートの中身を盗撮していたという。容疑者はこの行為を3号線のカロン駅で行なっていたという。これまでブラジルではあまり聞かなかったタイプの性犯罪だが、人々の意識がコロナ対策に向かいがちなところに浮上してきたようだ。マスクに気をつけることはもちろんだが、こうした行為にも要注意だ。
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 コロナウイルス感染で在宅勤務中のボルソナロ大統領だが、13日、大統領官邸の庭で飼われているダチョウに餌を与えようとして手を噛まれる姿が映し出され、話題となった。なかなかユーモラスな映像ではあるが、「コロナに感染で隔離中」という緊張感はなさそう。少なくとも、大統領の体調はかなり良さそうだ。

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