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《ブラジル》使ったコロナ対策予算は3分の1以下=会計検査院が疑問視

パズエロ保健相代行(Najara Araujo/Câmara dos Deputados)

 新型コロナウイルス対策に割り当てられた特別予算のうち、保健省がまだ3分の1しか使っていないと、22日付現地サイトが報じている。これは国立会計検査院(TCU)が出した数字をもとに通信社ロイターが報じたもの。
 それによると、7対策に割り当てられた、合計389億7千万ドルに及ぶコロナ対策費のうち、6月25日の時点で114億レアルしか保健省は使っていないことがわかった。3分の1にも満たない。
 TCUによると、保健省が初期段階において集中的に金を注ぎ込んでいたのは病院の換気インフラで、後になってPCRテスト費用に注ぎ込んだという。ブラジルはPCRテスト実施件数が他の国に比べて少ないことをしばしば指摘されていた。

 TCUは22日、保健省に対し、州や市への対策費の送金許可をどんな判断基準で行なっていたかを、15日以内に説明するように命じた。
 感染爆発のはじまった3月から保健省がどんな対策ポリシーを持っていたか、また、それが仮に変更が加わったとしたら、どう変わったかの説明も求めている。
 保健省は4月に国民の支持が高かったルイス・エンリケ・マンデッタ保健相がボウソナロ大統領との対立で解任され、あとを継いだネルソン・タイシ氏もクロロキンをコロナの治療薬にしようとした大統領と対立し1カ月で辞任。以降は医療経験が全くないエドゥアルド・パズエロ陸軍中将が代行をつとめ、その間、感染者、死者数が急増し、国民からの反感が強まっている。
 コロナ感染者は22日の時点で感染者が223万1871人、死者が8万2890人となっている。

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