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【日本移民112周年記念】「日本移民の日」に寄せて=在サンパウロ日本国総領事 桑名良輔

桑名総領事

 日本人ブラジル移住112周年記念に際し、御挨拶を申し上げます。
  1908年に最初の移民船笠戸丸がサントス港に到着してから今年で112年となります。多くの先達の方々がこの広大なブラジルの地を訪れ、厳しい環境の中、幾多の困難を乗り越え今日のブラジル日系社会の発展の礎を築き上げられました。
  私は、本年8月在サンパウロ総領事館に着任いたしましたが、着任してまずはじめにブラジル日本移民開拓先没者慰霊碑を参拝し、先達の皆様に深甚なる感謝と敬意を表させて頂きました。そしてその後は、オンラインを中心にではありますが、様々な日系団体の皆様に御挨拶をさせて頂いております。 皆様からお話を伺う中で、日系社会の皆様が日本との絆を心から大切にし、それを次世代へ継承していこうとの強い意志をお持ちであること、そして若い世代の方々が先輩方の想いを受けて積極的に活動に参加していることを知りました。大変有り難く、また心強く思っております。
 ブラジルにおいては、規律・勤勉・正直・親切といった日本的価値観が日系社会の美徳として広く認識され、日系人の皆様は揺るぎない尊敬と信頼を勝ち得ておられます。こうした日系社会の皆様が長い年月をかけて築いてこられた信頼と尊敬が日本や日本人に対する信頼の基礎となり、そして今日の良好な日伯関係の基盤となっております。
 この場をお借りして、改めて先達の方々と日系社会の皆様に心からの感謝と敬意を表します。私共在サンパウロ総領事館としても、皆様と共に日系社会の益々の繁栄と日伯関係の発展のためにできる限りの努力をさせて頂きたいと考えております。
 サンパウロにおいてもコロナ禍の状況がようやく改善の兆しを見せ始めています。しかし、まだ安心できる状況にはありませんし、数々のイベントが中止、或いは延期、またはオンライン化され、日系団体の皆様の活動も大きく影響を受けていると伺っています。どうぞ皆様も引き続き感染予防に努め、ご自愛頂きたいと思います。
 私たちは、この新たな現実を受けとめて、これに適応し、これを乗り越えなければなりません。皆様方と力を合わせてこの難局を乗り越えて、一日も早く皆様に直接お目にかかれる日が来ることを心待ちにしております。

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