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東西南北

 サンパウロ市市長選に立候補しているギリェルメ・ボウロス氏(社会主義自由党・PSOL)が、ボルソナロ大統領を批判したとして、連邦警察から事情聴取を受けることになるという。また、インタビュー中に「ボルソナロ、辞めろ」と叫び、話題となった女子ビーチバレー選手のカロル・ソルベルグが、スポーツ裁判所から訴えられた。これらの動きを巡り、「大統領からの検閲行為」と批判する声があがっている。一方で「自分たちだって言葉を狩られている」と言って、この行為を擁護する人も実際にいる。この場合、「嘘を流していないか」「その発言が批判された人や家族の身の安全にかかわらないか」が判断材料だと思うが、果たして、今回の場合は?
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 9月に入って真夏日が多く、週末は海岸が人でごった返す状態が続いており、水の事故が相次いで報じられている。先週末も、26日に大サンパウロ都市圏カジャマールとカンピーナス、サンパウロ市南部パレリェイロス、27日にはABC地区のサントアンドレでも溺死が報告されている。海岸部を含めると、この両日で36件も「誰かが溺れた」との記録が報告されたという。気をつけなければならないのは、感染だけではなさそうだ。
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 30日はサッカーのリベルタドーレス杯の試合が行われ、パルメイラスが本拠地アリアンツ・パルケでボリバル(ボリビア)と、サンパウロが敵地アルゼンチンでリーヴェル・プレイトと対戦する。パルメイラスは引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まる。逆に、サンパウロは敗れると脱落となるので、なんとしても勝ちたいところ。

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