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《ブラジル》「サッカーの王様」80歳に=サントスにペレの壁画お目見え

ペレの誕生日を祝って描かれたコブラの壁画(20日付エスタード紙の記事の一部)

 「サッカーの王様」ペレが23日に80歳を迎えるのを祝い、世界的な壁画家のコブラが、18日にペレの壁画をお披露目した。
 コブラは、ペレの人柄や業績を高く評価している。彼を顕彰するための方法として、ペレが愛してやまないサントス市のポンタ・ダ・プライアにある壁に、代表チームのユニフォームを着たペレとサントス市を象徴する三つのシンボルを並べた壁画を描いた。
 ペレの絵は壁画から投影されているような印象を与える形で描かれ、ユニフォームの胸の部分には汗でできたハートが浮き上がっている。コブラはこの絵で、ペレの人柄や彼が多くの人に与えてきた影響、彼がサントスの街と所属したクラブに対して持っている愛情を表現しようとした。

 コブラは2カ月をかけて構想を練り、「サンチスタの心」と題する壁画を45日間かけて完成させた。800平方メートルに及ぶ壁画があるのは魚市場の前。18日に完成すると、瞬く間に観光名所となった。
 壁画があるのは活性化プロセスが進行中の地域で、観光活動センター(CAT)の壁には、ペレと共に、サントス港の港湾労働者と電車、ボルサ・ド・カフェの三つの絵が描かれている。
 コブラの作品は世界中に40点以上あり、ダライ・ラマやマハトマ・ガンジーといった人物画も多い。コブラが壁画を描いたスポーツ選手では、F1レーサーだったアイルトン・セナとペレが際立っている。(20日付エスタード紙より)

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