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《ブラジル》大統領派ブロガーに自宅軟禁令=釈放後もフェイクニュース流し続ける

 最高裁のアレッシャンドレ・デ・モラエス判事は17日、ボルソナロ大統領支持のブロガー、オズワルド・エウスターキオ氏に足輪つきの自宅軟禁を命じた。17日付現地サイトが報じている。
 今回の軟禁に関しモラエス判事は、エウスターキオ氏が要求されていた法の遵守を怠ったためとの見解を示している。
 エウスターキオ氏は6月に、反連邦議会、反最高裁の「反民主主義デモ」を煽り、協力していたブロガーとして、最高裁に向けて花火を発砲したサラ・ウィンター氏らと並び、重要捜査対象となっていた。このころ、エウスターキオ氏はマット・グロッソ州の国境からパラグアイに国外逃亡しようとした疑いで逮捕されていた。

 この逮捕は9日間で釈放されたが、エウスターキオ氏はその後もサンパウロ市市長候補のギリェルメ・ボウロス氏(社会主義自由党・PSOL)に関してのフェイクニュースを大量に流すなどの行為を続けており、11日にはサンパウロ州選挙地裁から、ネットへ接続を禁止される命令を受けていた。
 12日にはボウロス氏も参加したサンパウロ市で開催のUOL社主催の市長選討論会に観客としての参加を行うなど、禁止されていた行為を行った。これが自宅軟禁令の決め手となった。

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