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《ブラジルSC州》首の皮一枚! モイゼス知事罷免逃れる=続々と別の弾劾裁判控える中

モイゼス知事(SECOM)

 27日、サンタカタリーナ州で罷免審理のための特別裁判が行われ、カルロス・モイゼス知事(社会自由党・PSL)は判事投票6対3で罷免を免れた。27日付現地サイトが報じている。
 今回の罷免審理は、モイゼス知事が州検察官の給与を議会での承認を得ずにあげたことの責任を問われたもの。この件を扱った州議会での罷免審理では、この日まで知事職を代行していたダニエラ・レイネール副知事も罷免審理の対象となったが、5―5の極めて微妙な結果で罷免を免れていた。
 サンタカタリーナ地裁判事と州議の代表による合同特別裁判では、罷免賛成3票、反対6票、棄権1票という結果となり、モイゼス氏は罷免を免れた。地裁代表の5人の判事のうち4人が罷免に反対したのに加え、ラエルシオ・シュステル州議(ブラジル社会党・PSB)、マウリシオ・エスクドラルク州議(自由党・PL)が反対。地裁判事1人とケネディ・ヌーネス州議(社会民主党・PSD)、そして、モイゼス氏と同党のサルジェント・リマ州議(PSL)が罷免に賛成していた。

 モイゼス氏は、サンタカタリーナ州議会が賛成多数で罷免審理の続行を希望したため、10月27日より停職となっていたが、これで職務復帰が認められる。
 だが、モイゼス氏は復職後も決して楽な状況ではない。同知事にはコロナ禍で人工呼吸器200個を不正購入した疑惑があり、そちらでも罷免審理が進んでいる。この件での特別合同裁判所での審理日時はまだ発表されていない。州議会にはこの2番目の罷免請求以後も、第3、第4の罷免請求が提出されており、委員会でその内容を分析、審議している状態だ。
 11月初旬に行われたイボッピの調査でのモイゼス知事への支持率はわずか17%しかない。加えて、同知事が熱烈に支持しているボルソナロ大統領の州都フロリアノーポリスでの不支持率が53%と、全国的に有名な保守の地盤としては異例の不人気となっている。

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