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援協=ボランティアが病院に寄付=縫製活動の代わりに500レ

昨年12月のボランティア忘年会の様子

昨年12月のボランティア忘年会の様子

 サンパウロ日伯援護協会(与儀昭雄会長)の日伯友好病院で使用するシーツや枕カバーなどの縫製を行うボランティア婦人らが3日、感謝の気持ちを込めて500レアルを同病院に寄付した。
 同ボランティアは毎週火曜日にサンパウロ市リベルダーデ日本広場近くにあるアパートに集まり、朝7時から16時まで同病院で使用するシーツや枕カバー、入院着などを縫う支援活動を行ってきた。縫製点数は1年で8千点にものぼる。
 今年は15人がボランティア活動に参加していたが、参加者には高齢者が多く、国内でコロナ感染が広がり始めた3月17日から現在に至るまで活動中止が余儀なくされている。
 ボランティア代表を務める山下光子さん(二世、89)は活動を続けて30年になるが「こんなに長い間休むのははじめて」と戸惑いながら、「活動に戻りたいのに︙」と終息の兆しがみえないコロナ禍にもどかしさを募らせた。
 活動中止になっている間にも、仲間同士で連絡を取りあい「早く縫い物がしたいね」と気持ちを慰めあったり、「再開できたら週二回でもいいから、頑張って縫おうね」と励ましあいうなどして、はやる気持ちを抑えてきたという。
 来社したボランティアの一人、Iさん(匿名希望)は「ボランティアには素晴らしい人がたくさんいるんです」と仲間から奉仕の姿勢を学んだと語る。
 中でも「朝5時半に家を出てボランティアに来る」という藤井いく子(一世、愛知県)さんを尊敬しているという。彼女はボランティア最年長だが、一日も欠かさず25年通い続け朝のカフェ(珈琲)の準備もするという。「とても90歳とは思えない」と彼女を思い出しながら感嘆の声をあげた。

 

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