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【2021年新年号】「レジリエントに行こう」=ブラジル日本商工会議所会頭 村田 俊典

村田会頭

 新年あけましておめでとうございます。
 新しい年を迎えるにあたり、ブラジル日本商工会議所を代表してご挨拶を申し上げます。
 昨年の年頭の挨拶では、2020年は大きな変革の年になると申し上げました。驚くなかれ、世界中で誰もが経験したことのないコロナとの戦いが起こりました。
 しかし、日系社会も色んな困難を乗り越え、それぞれ新しい「withコロナ」(コロナと共に)の世界に上手く対応してきたと思います。また、数々のボランティアを含め「Solidariedade」(連帯)がブラジルで大きなうねりとなって、苦境にある人々を救ってきました。日系社会でも数々の運動が起こりました。心から皆さんに拍手を送りたいと思います。
 商工会議所では、会員企業などが主催するセミナー、日本企業のフォーラム、ジェトロと共催したコロナ関連セミナーなど、合計で延べ7千人以上が参加する数多くのWebでの企画を実施しました。
 結果、会場を確保するのに苦労する普段の年よりはるかに多い参加者を得られた年になりました。この様に新しい変革を作り上げた年でもありました。ご尽力いただいた企業の皆様に改めて御礼申し上げます。
 学生時代、私の恩師から「人生上手く行かなかった時に、どの様に立ち上がるかでその人の真価が問われる」という言葉を頂きました。その方は、終戦や引き揚げの経験を通じ、何事も自分の思うようには行かないと言う事を学ばれ、その苦境の度に立ち上がってこられたのだと思います。日本語では、「七転び八起き」とも言います。
 「レジリエント」(ポルトガル語でresiliente)は私の好きな単語です。この言葉には、簡単には倒れない、耐性があり、人間力があるという響きを私は感じます。私の恩師の言葉と重なり合います。
 2021年が始まります。世界も、ブラジルも、日系社会も、企業も、そして私たち個人個人にとっても簡単には行かない年が待っているかもしれません。その様な時こそ、日系移民の方々のご苦労に思いを馳せ、今の私たちがある事に感謝をし、「どんな時も、レジリエントに行こう」と胸に刻んで前に進んで行く事が大切です。

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