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《ブラジル》国連安全保障理事会入り目指す=大統領のイメージアップに?

2020年9月に国連演説するボルソナロ大統領のビデオ(video conferencia )

 ボルソナロ大統領の国際的なイメージを上げる目的で、ブラジルが国連の安全保障理事会入りを目指していると、16、17日付現地紙、サイトが報じている。
 国連安全保障理事会は15の理事国から構成されている。そのうちの5カ国(米国、イギリス、ロシア、フランス、中国)は常任理事国で、残りの10カ国は2年任期の非常任理事国だ。
 ブラジルは1946年以降、過去10度にわたり、非常任理事国に選ばれてきた。最後に務めたのは労働者党政権(PT)だった2010〜11年で、それ以来、10年ぶりとなる選出を目指しているという。

 その目的は、対外的に悪化しているボルソナロ政権のイメージを上げるためだという。2019年の就任以来、同大統領は、法定アマゾンの森林伐採や森林火災増加などでEU諸国と対立しているのを皮切りに、中国やアラブ諸国とも対立。さらに、トランプ前大統領が退いたことで、バイデン新政権の米国との関係も危ぶまれている。
 エルネスト・アラウージョ外相は熱心な親ボルソナロ派で、理事会入りに特に熱心とされている。
 選出は毎年6月に行われ、非常任理事国のうちの半分にあたる5カ国が交互に改選される。当選の基準は、国連参加国中3分の2の得票を得ることだ。
 非常任理事国改選の場合の出馬国は各地域ごとの持ち回りで決まるが、現時点では南米・カリブ海地区で出馬を希望しているのはブラジルのみだ。
 PT政権で外相をつとめたセルソ・アモリン氏によると、「南米で他の候補が出ない場合、当選しないということはまず考えられない」と見ているが、「ボルソナロ氏のこれまでの行動により、得票数が今ひとつな結果で終わることは考えられる」としている。

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