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《ブラジル》ボルソナロ大統領とアラウージョ外相が祝辞=天皇陛下お誕生日を祝って

 2月23日の天皇陛下お誕生日に際し、在ブラジル日本国大使館の要請に応じて、ボルソナロ大統領とアラウージョ外相が揃って祝賀メッセージを寄せた。それを在京ブラジル大使館がSNS上に発表したもの。あらかじめ日本語の字幕がつけられており、それをここに書き写した。(編集部)

 

ボルソナロ大統領のビデオメッセージ(https://fb.watch/3QJ2oCscbq/)

ボルソナロ大統領のビデオメッセージ。クリックすると動画に飛びます。(⇒https://fb.watch/3QJ2oCscbq/)

日本の平和と繁栄を心より祈念=ジャイル・ボルソナロ大統領

 徳仁天皇陛下。
 貴国ナショナル・デーである陛下のお誕生日に当たり、日本の平和と繁栄を心よりお祈り申し上げます。
 日本はブラジル国民から大変賞賛される国であり、ブラジルの優先的且つ戦略的パートナーでもあります。
 新型コロナのパンデミックに際し、日本からの医療機器・物資の寄付を通じて示された連帯感に感謝し、また、両国の政府・国民間における大きな協力関係に感謝いたします。
 両国パートナーシップの最近の例として、ニオブ及びグラフェンの生産及び利用に関する技術分野での協力覚書が締結されましたが、それは両国に最先端技術をもたらします。
 日本とブラジルは共に強固な基盤に基づいた民主主義国家であり、両国の経済は世界的回復におけるキープレーヤーとなります。
 ブラジルと日本は多くの分野で補完し合っていて、特に貿易・投資パートナーシップや科学技術協力を始め、あらゆる分野で活発な関係を築いています。
 ブラジルにおける200万人の日系人、そして現在日本に住む20万人以上のブラジル人は、両国のつながりを更に深め、両国の社会や文化を強く結びつけています。
 私は3度訪日していますが、いずれも素晴らしい思い出となっています。1度目はまだ下院議員だった2018年2月で、後に大統領として、2019年6月と10月でした。
 そして、本日お祝い申し上げる徳仁天皇陛下ご即位の礼に参列させていただけたことは、大きな光栄でした。
 数週間前、ブラジリアで日本の外務大臣をお迎えする機会に恵まれました。我々は、両国の国民を何世紀にも渡って結ぶ絆が拡大すること、また、両国が主権、自由、民主主義、法の支配、市場経済、そして繁栄に基づく国際秩序をしっかりと構築し続けられることへの願いを共有します。
 日本が東京オリンピック・パラリンピック大会の開催国として、大きな成功を遂げられることを祈念いたします。同大会は、人類のたゆまぬ克服の精神を讃え、必ずやパンデミック後の正常化へのマイルストーンとなることと存じます。
 今一度、天皇陛下にはお誕生日の、そして日本国民の皆様には貴国ナショナルデーのお祝いを申し上げます。
 パンデミック後の世界が自由で豊か、そして連帯感に基づくものとなることを願っています。
 新しい未来に、ジュントス(共に)!

 

アラウージョ外相のビデオメッセージ(https://fb.watch/3QJ6CiESPW/)

アラウージョ外相のビデオメッセージ。クリックすると動画に飛びます。(⇒https://fb.watch/3QJ6CiESPW/)

日本は決め手となるパートナー=エルネスト・アラウージョ外務大臣

 2月23日、徳仁天皇陛下のお誕生日に際し、ナショナルデーを迎える日本にお祝いを申し上げます。
 125年にわたり友好関係が続く、ブラジルの伝統的パートナーである日本は、現在ブラジルが迎えている変革のプロセスにおいて大変重要な味方です。
 日本はブラジルにとって国の、また機会を創出する現代的・効率的な経済の構築、そして同時に、より自由で民主的で豊かな国際システムの構築に向け、戦略的なパートナーです。
 就任1年目にジャイル・ボルソナロ大統領は2度訪問していますが、うち1回は、徳仁天皇陛下ご即位の礼に参列するためでした。
 ボルソナロ大統領は唯一人、米州から参列した国家元首でしたが、それは我が国が日本とのパートナーシップを優先し、二国間関係を新たなレベルに引き上げていることを示しています。
 約1カ月前の茂木敏充外務大臣によるブラジルご訪問によっても、この両国関係の新たな段階が強調されました。
 その際、私は茂木大臣をお迎えし、ボルソナロ大統領へのご表敬の場にも同席する機会に恵まれました。
 茂木大臣とは、経済や貿易など、関係を深められる分野を確認しました。
 日本は我が国の貿易相手国第6位、また対ブラジル直接投資国第6位を占めます。
 そして、これまでもブラジル経済の戦略的分野である製鉄業、鉱業、自動車産業、農業等の発展に重要な役割を果たしています。
 それらの分野の現代化、またデジタルテレビ技術で既に多くを日本から学んでいることに鑑みて、最先端技術に係る他の分野においても日本は決め手となるパートナーであると考えます。
 環境分野における両国の協力は極めて建設的であり、それらの投資や、雇用と所得の創出を伴うブラジルのバイオマス保全に貢献する新技術の活用も、恩恵をもたらすことでしょう。
 茂木大臣がご訪伯中に調印した協力覚書は、その方向での具体的なステップとなります。
 両国の国民は、日本人移民とその子孫によるブラジル社会への決定的な貢献、そして日本社会にますます溶け込めるよう我々も努めている在日ブラジル人の重要なコミュニティによって、強い文化的な絆で結ばれています。
 ブラジルと日本は、安保理改革やWTO改革、また日本も強い支持国であるブラジルのOECD加盟問題等、国際・多国間フォーラムでの連携を強化し、それらのフォーラムにおいて、ポスト・コロナの世界がより豊か、より自由で民主的であるよう貢献するために、ますます協力し合っています。
 それらの共有する価値に基づき、例えば2020年に日・米・ブラジル三カ国協議(JUSBE)を立ち上げ、それは経済的繁栄及び民主的ガバナンスのための具体的な共同行動となりました。
 新型コロナとの闘いにおいて、様々なご協力をいただいた日本の政府・国民の皆様による連帯感に感謝いたします。
 そして、日本のコロナ対策が実を結び、東京オリンピック・パラリンピックが大成功となるよう祈念いたします。それは世界規模でのパンデミック克服の幕開けとなることと確信しております。
 日本とブラジルは共に偉大な民主主義国家であり、効率的な経済は、伝統と文化を有する強固な国家基盤の上に構築でき、またそうあるべきとの深い確信を共有しています。
 つまり、両国は、自由・繁栄・アイデンティティが共に歩むものと確信しています。
 その確信に支えられ、日本とブラジルは、それぞれの役割を果たす準備ができています。
 新しい未来に、ジュントス(共に)! ありがとうございました。

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