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東西南北

 11日、全国各地で、コロナ禍におけて教会で集会を行う自由を求めるデモが行われた。これは最高裁が7、8日の審理で下した、州や市が宗教施設に信者が集まって集会を行うことを禁じることを認める決定に対して、福音派のクリスチャンや、ボルソナロ派の軍事介入支持者が行った抗議行動だ。現在は、世界中を見渡しても1日平均の死者数が1千人を超える国はなく、ブラジルだけが3千人を超えている。国内でさえも、感染を恐れる国民の多くが教会を閉めてほしいと願っているのが現実だ。主要な感染源の一つとみられる教会などでの集会を続けたままで死者を減らすことができるのか。宗教指導者や信者にもコロナの犠牲者は少なくないが、それでも「マスコミの嘘」と言い張るのか。そろそろ現実に向き合わないと、教会のイメージそのものが悪くなると思うのだが。
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 現在「真の南米一」をかけ、レコパ杯で戦っている最中のパルメイラスは忙しく、11日は「真のブラジル一」をかける「スーペルコパ杯」にも出場した。スーペルコパ杯は全国選手権とブラジル杯の覇者で行われるもので、今回は、前者がフラメンゴ、後者がパルメイラスだ。試合は前半から果敢な点の取り合いとなり、90分が終了した時点では2―2で決着がつかず、PK戦に。PKも白熱したが、パルメイラスは5―6で惜しくも敗れた。悔しいが、まだ南米一のチャンスがある。
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 コロナ感染症で入院し、かねてから容体が心配されているブラジル屈指の人気コメディアン、パウロ・グスターヴォ。3月13日に入院以来、人工呼吸器や人工心肺装置(ECMO)などを使用し、一時的に容体が改善していたが、週末にかけて悪化し、11日には病院側が「きわめて危険な状態」と発表するまでに。ここ数年間のテレビや映画のヒットを支え、元気いっぱいだった42歳の彼がこの状態とは。

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