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東西南北

 コロナワクチンの最新の接種者数を示すVacinometroを用意している州が多いが、サンパウロ州で13日午後13時現在のワクチン接種率が最も高い市はフローラ・リカで、市内のほぼ3分の1にあたる33・2%の人が接種を受けた。上位は主に人口の少ない市だが、大都市ではサンカエターノ・ド・スルが21・8%で全体14位、サントスが20・3%で20位と、高齢者の多い都市が上位に並んでいる。一方、ワースト1位はイタクァケセトゥーバの5・1%。同市によると、その理由は受け取ったワクチンが少なかったからだが、受け取ったワクチンの74・18%が既に使われている。ワクチンの配布は国の予防接種計画に沿って行われているため、高齢者が少ない市はワースト上位に入りやすい。
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 サンパウロ市のヴァーレ・ド・アニャンガバウーの改修工事の契約を、市が一時的に差し止めたことが明らかとなった。契約再開は7月からになるという。コーヴァス市政はセントロ地区きっての総合施設であるヴァーレ・ド・アニャンガバウーの再活性化計画に巨額の金をかけており、工事そのものは昨年10月に終わっている。だが当初3月31日のはずだった新装お披露目は、実に6度の延期を重ね、延び延びとなっている。一体どうしたのか?
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 13日のサッカーのリベルタドーレス杯。ブラジリアで行われた対サンロウレンソ(アルゼンチン)戦で、サントスは2点のリードを追いつかれ、2―2で引き分けたが、第1戦を3―1で制していたため、グループリーグへの進出が決まった。前回のリ杯では前評判の低さを覆して準優勝したサントス。今回は優勝を狙いたいところだ。

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