ホーム | 安慶名栄子著『篤成』 | 安慶名栄子著『篤成』(1)

安慶名栄子著『篤成』(1)

《はじめに》  メロ・クラレッテ

想像もしなかった道を進み、ついに実現されようとする夢。しかし、夢があるところには希望があり、希望がある者は諦めることはない。いばらの道を辿りつつも雄々しく、嵐に立ち向かい、人生のあらゆる困難を乗り越え、その一つ一つから一層力強くなって立ち上がった英雄、父親という強力な人物が辿った有意義な人生の道のりを次世代に伝えておきたいと、大きな夢を持ち、内気な方だと思えば、偉大なる勇気と断固とした決意で私たちのところに来たのが安慶名栄子さんでした。
 この本は、そのような逞しい人生の道程を、愛、敬意、決断力、そして感嘆という強力なツールでもって綴られています。勇気と芯の強さ、そして愛情の象徴としてお父さん像を記しておく事を夢見る娘、栄子。読み始めるとやめられない
伝記です。
           
《著者による謝辞》  安慶名栄子

 ここでもう一度感謝の意を述べたい。
 私の人生の一部である友人、一人一人に感謝致します。真の友人に。全員の名前を綴るのは不可能だけど、皆私の心の中に住んでいます。
 20年以上も引き出しの中で眠っていたこの企画を蘇らせて下さり、健康上の問題で最後まで付き合って頂けなかったが、できる限りの力を尽くして下さいましたザハブさん。
 私にルートを示して下さった上、物語を収集して下さったレナッタ・タンキさん、そしてレナッタを紹介してくれたクラレッテ。そして姪のデボラ・マリエ。故長江マリオさん、ガスパール家の皆さん、比嘉家の皆さん、そして私たちの道程に関与した多くの家族の方々。
 私たちに文字のみならず、愛情と慈しみを与えて下さいました 故瑞慶覧チョウシン先生。
 汗水流し、昼夜働いて下さったお陰でこの物語のハッピーエンドに大いに貢献した従業員の皆さま。仕事に尽力したうえ、私と家族全員、そして父の守護に務め、真の友情で繋がり心の中に残っているシキーニョ。
 兄妹の安慶名恒成、玉寄よし子、勢理客みつ子、そして各家族の皆さま。娘たちをサポートして下さり、この上ない愛情を注ぎ、私が人生の目標を達成するのに欠かせなかった人、シゲ義姉さん。
完全な調和と円満な生活を提供して下さる安村顕様。故天願キヨシ様。天願家と仲宗根家の叔母たち。おじいちゃんの 故安慶名金次郎様。母 故安慶名カマド。父 故安慶名篤成。安慶名家の皆さま。
                 
 
《日本語版の発刊にあたって》
 ブラジル沖縄県人移民研究塾代表 宮城あきら

  本書は、「はじめに」でメロ・クラレッテ氏 ( 以下敬称略)が推挙しておりますように、「読み始めるとやめられない伝記」であり、きっと読む人をして感動の淵に誘ってくれるに違いありません。私たちの身の回りにいるごく普通の沖縄県人移民安慶名篤成が切り開いた茨の中の愛と悲しみと希望の家族開拓史。本書は、この苦難を共に生き続けたその子・安慶名栄子が父への愛と感謝と尊敬の念を込めて書き綴った《無名の英雄》の物語です。

image_print

こちらの記事もどうぞ