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《ブラジル》パラナ川流域の5州に警告=6月以降の水位低下深刻化

 昨年から今年にかけての降水量が例年より少なかった上、6月以降の雨量も少ないと見られる事で、連邦政府が28日、サンパウロ州、マット・グロッソ・ド・スル州、ミナス州、ゴイアス州、パラナ州に異例の水危機警告を発したと同日付エスタード紙電子版が報じた。
 これら5州は皆、農牧業や発電で重要な役割を担うパラナ川の恩恵を受けている。警告期間は6~9月だが、このような警告は気象システムが機能し始めてからの111年間で初めてだという。
 ボルソナロ大統領とベント・アルブケルケ鉱山動力相が連名で出した警告は、国立気象システム(SNM)と国家水資源庁(ANA)、全国自然災害監視警報センター(Cemaden)が共同で作成、提出した資料を基に発せられた。

 今回の警告は、それまでに出ていた、降水量の減少とそれによる灌漑用水の不足や電力危機を案ずる声を再確認するもので、27日に持たれた電気部門観測委員会(CMSE)の緊急会議で、発令が決まった。前記の3機関は、パラナ川やグランデ川の流域の降水量不足は例年以上に深刻で、水の緊急事態は9月まで続くと予測している。
 この警告により、パラナ川やグランデ川の流域では、水力発電用のダムの放水量をコントロールする事が求められる。ダムの放水は、水運を保証し、灌漑用水や飲用水を確保するために不可欠だが、対象地域では、例年以上の節水や節電が必要となる見込みだ。
 SNMでは、パラナ川流域の降水量不足は、昨年10月から今年の3月にかけて起きたラニーニャ現象のような広範囲に及ぶ気象現象の影響によるものと見ている。

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