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【日本移民の日2021年】日本移民113周年記念日に寄せて=サンパウロ日伯援護協会 会長 税田 パウロ 清七

 1908年(明治41年)6月18日、笠戸丸に乗った最初の日本移民781人がサントス港に上陸して113年の歳月が流れました。そして今や、ブラジル日系社会は200万人を擁する大きなコミュニティーに発展いたしました。先達の皆様方の幾多のご労苦とご功績に対し、深甚なる感謝の念と敬意を表したいと思います。
 本年度より、援協グループの会長に就任致しました。日系三世の私は、ブラジルの発展に大きく貢献された日本移民の歴史から学ぶべきことが多くあると感じております。
 新型コロナウイルス流行の第2波により、ブラジル全土に甚大な被害をもたらしました。お亡くなりになられた方の御冥福をお祈り申し上げますとともに、御遺族の皆様に対しまして、心より、お悔やみ申し上げます。
 コロナウイルス感染拡大によって、当会も様々な活動をオンライン上で実施しておりますが、ワクチン接種の進展により、少しでも早く平穏な日常が戻ることを願っております。
 援協グループは医療と社会福祉の2つの事業を展開しておりますが、コロナウイルスの感染拡大により、各事業に大きな影響を受けています。
 福祉事業を推進している日伯福祉援護協会は4つの老人ホーム「サントス厚生ホーム」、「さくらホーム」、「イペランジアホーム」と「あけぼのホーム」を運営しております。4つの老人ホームにおいては、コロナウイルスに対し非常に脆弱な、平均年齢が90歳に近い200名以上の方に入居して頂いており、各施設の医療と介護スタッフが細心の注意を払いながら、感染予防対策に奮闘しております。
 当会傘下の老人ホームには、ブラジル日系社会の歴史とともに歩んでこられた多くの高齢の方々が入居し、勇気と強い意志をもって、幾多の試練や困難を乗り越え、現在のブラジル日系社会の繁栄を築き上げた方々が安心で快適な老後生活を送っておられます。
 医療事業を推進しているサンパウロ日伯援護協会は4つの医療施設「日伯友好病院」、「サンミゲル・アルカンジョ病院」、「リベルダーデ医療センター」と「自閉症児療育施設-PIPA」を運営しております。日伯友好病院では400名の医師、1800名の従業員が高品質で実効性の高い医療を提供できる体制作りに尽力しております。各医療施設は地域住民から高い評価を頂いており、先人から受け継いだ「礼儀正しい」、「勤勉」、「誠実」の信念をもって患者の治療にあたっております。
 結びに援協理事会が一丸となって、日系社会を含む地域社会の医療福祉のさらなる発展に貢献できるよう尽力してまいりますので、より一層のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

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