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ニッポンベビーダス=首里最古の酒蔵の泡盛輸入開始=瑞穂酒造、自慢の古酒5種類

来社した3人(右から島袋氏、川添氏、斎藤氏)

来社した3人(斎藤氏、川添氏、島袋氏)

 

 1848年創立、首里最古の酒蔵「瑞穂酒造」の琉球泡盛5種が、この6月初旬に初めて正式にブラジルに輸入された。「多くの人からの支えで、沖縄の『琉球泡盛』を輸入することができた。これからはブラジル全土に普及するよう頑張りたい」――今回の琉球泡盛の輸入に尽力したニッポンベビーダス有限会社の川添博さん(長崎県)は、そう語った。
 この泡盛を輸入するのきっかけは3年前の2018年8月、宮腰光寛内閣総理大臣補佐官がサンパウロのジャパン・ハウスに訪問した際、川添氏や当時の沖縄県人会会長であった島袋栄喜氏と意気投合し、泡盛を輸入して広めようという話になったこと。
 輸入書類に「琉球泡盛」と記載されることを含めて、本格的に輸入したのは今回が初めてだという。ジェトロは、このプロジェクトで大きな壁となったブラジル政府に提出する貿易書類や酒蔵とニッポンベビーダスの間の調整に尽力した。

5種の泡盛

5種の泡盛

 川添氏は、「18年から手続きを始めて3年越し。ブラジルで初めて『泡盛』という項目で輸入するのに、書類上のややこしさや、途中から始まったコロナ禍、沖縄からブラジルへの輸送手段など色々と問題があり大変でした。しかし、これでブラジルに沖縄の『泡盛』が認知されるのでよかったです。この輸入が成功したのも島袋さんの後押しと輸入上の書類や調整などあのアドバイスのおかげです」と語る。
 島袋氏は「『沖縄の泡盛をブラジルで普及させたい』そんな想いで始まったこのプロジェクトですが、川添さんだからできた。普通の人ならとっくに諦めていたでしょう」と語り、「パンデミックが収束したら沖縄県人会でも、ぜひ泡盛の試飲会などのイベントで盛り上がりたい」と笑顔で語った。
 ジェトロの斎藤博之氏は、「今回無事正式に輸入できたことをきっかけに、『琉球泡盛』が広まるように、ジェトロからもサンパウロの日本食料理店のイベントに泡盛を盛り込もうと検討しています。日本食材を取り扱う小売店にも販売してもらえるよう引き続き協力できればとおもいます」と後の構想を語った。
 今回輸入された琉球泡盛5種は以下の通り。
▼「琉球泡盛 古都首里」(熟成十年古酒・25度・720ml)
▼「琉球泡盛 マイルド瑞穂」(熟成五年古酒・25度・720ml)
▼「琉球泡盛 瑞穂」(熟成三年古酒・25度・1800ml)
▼「琉球泡盛 瑞穂」(熟成三年古酒・25度・1800ml)
▼「琉球泡盛 マイルド瑞穂」(25度・720ml)
▼「琉球泡盛 瑞穂ゴールド」(30度・720ml)の5種類。
 この泡盛の購入や販売希望の人は、ニッポンベビーダス川添博さんまで連絡を(電話=11・4828・3611/メール=nipponbebidas@yahoo.com)。

 

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