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《ブラジル》コロナ死者の7日間平均が千人切る=第2波前の1月の水準に戻る=デルタ株感染者247人に

新型コロナのワクチン接種を受ける人(Fabio Rodorigues Pozzebom/Agencia Brasil)

 新型コロナのワクチン接種が進んでいる事で感染者や死者の増加速度が鈍り、7月31日には新たな死者の7日間平均が1千人を切った。新たな死者の7日間平均が1千人を下回るのは、1月20日の981人以来だ。
 7月25~31日(感染学上の第30週)の死者は前週比で15・4%減の6922人、7日間平均は989人だった。1日現在の死者は前日比464人増の55万6834人で、7日間平均は987人となった。
 新たな死者の7日間平均が1千人を超える状態は1月21日から191日間も続き、4月1日には7日間平均が3117人に達したが、その後は少しずつ減少している。
 また、感染学上の第30週の新規感染者は前週比で24・6%減の24万7321人で、7日間平均は3万5332人に減少。7日間平均は、7月23日に10万8732人の感染者増を記録した事で、3万7313人から4万6333人に跳ね上がり、7月27日には4万7091人まで増えたが、その後は減少に転じ、7月30日には3万5404人に下がった。
 また、1日現在の感染者は前日比で2万503人増の1993万8358人で、7日間平均は前日を若干上回る3万5671人となった。
 専門家が感染者や死者が減少している最大の要因としてあげるのはワクチン接種の効果だ。月間の死者は4月の8万2266人以降、5月5万9010人、6月5万5275人、7月3万8304人と減り続けている。
 サンパウロ州では60代の人が8月上旬に2度目の接種を完了する。少なくとも1回は接種した人が成人の80%に達したサンパウロ市では、この2カ月間で大人用の集中治療室の占有率が74%から44%に低下した。

 1日現在の全国のワクチン接種者は、初回接種だけが1億90万人、2回完了または1回だけでよいワクチン接種が4140万人となっている。
 ワクチン接種は通常、年齢などの条件に応じて段階的に行われるが、5月半ばに実験的一斉接種を行ったサンパウロ州ボツカツ市では、6月2日は97人だった集中治療室の入院患者が7月31日は15人に84・5%減った。
 他方、国外の例からもワクチン接種を完了した人でも感染する可能性があるとされるほど感染力が強いデルタ株の感染者増加は懸念事項だ。
 7月30日の保健省の発表によると、全国でのデルタ株感染者は、26日の時点より78人増えて247人となった。内訳はリオ州99人、連邦直轄区51人、パラナ州29人、サンパウロ州25人、リオ・グランデ・ド・スル州14人、マラニョン州とサンタカタリーナ州各7人、ゴイアス州、セアラー州、ミナス州各4人、ペルナンブコ州3人だ。死者は、パラナ州12人、連邦直轄区とリオ州各4人、マラニョン州1人の計21人だ。
 各自治体はワクチン接種を加速する意向で、リオ市では対象年齢を毎日1歳ずつ下げていく予定だという。
 サンパウロ市では他の市同様、接種会場でワクチンの種類を訊いて接種を辞退する人は、全ての人が接種を終えてからしか接種を受けられない事を了承した旨を明記した書類にサインさせた上で、帰らせる措置をとり始めた。

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