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特集=第64回プレミオ・パウリスタ=栄誉、文化、社会功労3部門新設=コロナ禍超え、史上初の53人受賞

久々に大人数が集まった大講堂の様子

 ニッケイ新聞が主催する『第64回プレミオ・パウリスタ』(蛯原忠男実行委員長)受賞式が、10月30日午前10時からブラジル日本文化福祉協会ビルの大講堂で行われ、同賞最多の53人が受賞した。後援は野村アウレリオ市議。コロナ禍始まって以来初の約700人の観客と関係者が集まり、入場時のアルコール消毒やマスクの徹底、人感距離などを保った感染対策を徹底し、約2時間に亘って盛大に執り行われた。

 式典には、野村アウレリオ市議やパラナの西森ルイス下議、水谷ペドロ・イサム氏、西尾ロベルト義弘文協副会長(石川レナト会長の代理、宮坂国人財団会長)、ブラジル陸軍のマサユキ・エドソン・ヒロシ少将、レジストロ市長ヒロタ・ニルトン氏、サンパウロ州商業評議会会長の飯星ワルテル氏、サンベルナルド・ド・カンポ市議のミナミ・ヒロユキ氏、マエダ・マリオ氏(聖市長と聖市スポーツ局長代理)、桑名良輔在聖総領事、JETROの原宏所長、JICAの江口雅之(えぐち・まさゆき)ブラジル事務所長、ブラジル日本商工会議所の平田藤義事務局長らが招待された。
 初めに一同に起立し、コロナ禍で亡くなった人への1分間の黙祷から始まった。ブラジルと日本の国歌斉唱。その後、来賓による挨拶に。

挨拶をする高木ラウル社長

 高木社長は「昨年はコロナ禍により開催ができなかったが、災禍が少し治まり本年は開催することができた。この賞は、64年の伝統を背負っており、大変名誉ある賞。今回、様々な分野で日系社会およびブラジルに貢献し受賞した方々にはこれからも継続して発展の為に尽力していただきたい」とエールを送った。
 後援の野村市議は受賞者に祝いの言葉を送り、「今日の日系社会の発展は、日本人移民が特に大切にした『教育・教養』と健康管理に苦労した為に始めた『スポーツ』があったから。生活の質を高めるだけでなく、人格を鍛えたスポーツは欠かせず、それらに関連したこの度の賞も非常に名誉あるもの」と称賛した。

 西森下議は開催を祝う言葉を送り、「この約2年もの間、自粛でこのような大規模な式典ができなかったが、無事開催ができて喜ばしい。様々な分野で貢献した受賞者の方々には心から称賛致します。今回の受賞者の中にはパラナ州から4人もいたことや、日本に住む友人『葱王』の斎藤ワルテル俊男氏の受賞も本当に嬉しい」と語った。

後援をした野村アウレリオ市議

 ブラジル陸軍のマサユキ少将は「軍を代表してこの式典に招かれたこと、また日系社会の一員として入れることを光栄に思う。さらに日系社会が発展するよう受賞者を心より応援致します」と述べた。
 JICAの江口所長は「受賞した皆様、本当におめでとうございます。受賞までの道のりで、ご家族、友人など多くの人が支えてきたと思います。受賞者のみならず、支えてきた方々にも心より祝福を送らせていただきます」と来場者にも称賛の言葉を添えた。
 JETROの原所長は、受賞者への祝いの言葉を述べた後、「日系社会の存在感をいつも感じている。特に名誉あるこの賞が続けられているのは非常に素晴らしいこと。日系社会の存続、絆の再確認の場でもある。これからもぜひこの賞を継続して」と述べた。
 昨年8月に就任した桑名総領事は、就任以来始めて大規模な対面イベントに参加したことの驚きと感動を述べた後、「伝統あるパウリスタ賞は、日系社会の中でも最も名誉ある賞。日系社会及びブラジルの発展に多大なる貢献をされた今日の受賞者を心から称え、これからも当地や日本、各分野の発展の為に尽力してほしい」と称賛した。

祝辞を述べる西森ルイス連邦下院議員

 各人の挨拶後、受賞者への記念プレートが手渡された。最初に長年に亘ってパウリスタ賞の後援となり尽力した故下本八郎氏への受賞とし、桑名総領事から、妻・下本チエコさんへプレートが贈呈され、涙する一幕も。部門ごとに記念プレートが手渡され、皆一様に笑顔で喜びあう様子で授賞式を終えた。
 式典の最後には、芸術家の豊田豊氏が寄贈した絵画を受賞者と参加者に抽選で贈呈するくじ引きが行われ、京野吉男氏が見事受賞。京野氏は「素晴らしい絵を頂けて大変嬉しい!」と喜びを語って式典は閉幕した。

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