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《ブラジル》上院でTCU判事にアナスタジア氏決まる=パシェコ議長が勝利、大統領敗北

アナスタジア氏(Jefferson Rudy/Agencia Brasil)

 14日、上院で連邦会計検査院(TCU)判事の選挙が行われ、アントニオ・アナスタジア上議(社会民主党・PSD)が圧勝。下院で承認されれば判事に正式に承認される。14、15日付現地紙、サイトが報じている。
TCUは、大統領から毎年提出される決算書を査定し、連邦政府の会計を監査することを任務とする司法機関。
 判事の定員は9人で、6人までが連邦議会、3人が大統領指名だが、今回はライモンド・カレイロス判事がポルトガル大使に就任することによる欠員補充で、連邦議会からの選出となった。
 今回は、元ミナス・ジェライス州知事のアナスタジア氏、元農相のカチア・アブレウ氏、元全国統括相でボルソナロ政権では連邦政府上院リーダーをつとめるフェルナンド・ベゼーラ氏(民主運動・MDB)の3人による争いとなった。

 いずれも過去の政治実績の高い候補者で、事前の注目度も高かったが、上院での投票の結果、アナスタジア氏が52票を集め、19票に終わったカチア氏や7票に終わったベゼーラ氏に大差で勝利した。
 アナスタジア氏は長年にわたる民主社会党(PSDB)党員で、カルドーゾ政権時代には労働省のナンバー2や法務省の次官をつとめた。
 2003年以降はミナス・ジェライス州のアエシオ・ネーヴェス知事(当時)の右腕役となり、10年にアエシオ氏の後任として知事に当選。14年にはアエシオ氏の大統領選の選挙参謀役を担いながら、上議に当選していた。
 2020年にPSDBを離党してPSDに移籍しており、同党に所属し、同氏を推薦したロドリゴ・パシェコ上院議長にとっては嬉しい展開となった。逆に、ボルソナロ政権にとっては手痛い敗北となった。

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