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特別寄稿

コロニア語考=移民の知恵=中田みちよ=(1)

「コロニア小説選集1」

 最近は、ニッケイ・コミュニテイという言葉もできましたが、ひと昔、ふた昔前までは、日系社会は何かといえばコロニア社会(注1)といい、コロニア語といったものです。  わたし自身、戦後移民ですから、ブラジルにきた当初、近郊サントアマーロの同県人の農園で家族で就労した経験があり、農園主の邸にブラジル料理を習うという名目で手伝いに行った ...

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中南米で台湾と国交絶たせる?=多額ドル投資の裏で中国が狙うもの=パラグァイ在住 坂本邦雄

8月16日、パラグァイ新大統領の就任式に出席して話をするテメル大統領と台湾の蔡英文中華民国総統(Foto Taiwan Presidential Office)

 黒人の望みは明らかだ。ドミニカのメレンゲ(西インド諸島の踊り)がそれを大へん優雅に暗示している。  中国人の場合は、余りハッキリしないが、調べれば判らない事はない。  中国は、サルバドル及びパナマに多額のドル投資を行なっている。  これは最近、両国は国情の不安定化と危機に見舞われていると言うのに、何故なのか?  実は、中国は2 ...

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パラグァイ=マリト新政権の蜜月期間終り=さっそく副大臣解任の波乱=アスンシオン在住 坂本邦雄

マリオ・アブド・ベニテス新大統領(通称「マリト」、Kremlin.ru)

 早いもので、計算して見るとマリト新政権が8月15日に就任してから、今月の23日(金)で、政権交代後の100日の所謂、報道の「ハネムーン期間」の満期を迎える。  これは、民間企業の従業員採用時の「試用期間」の様なものだが、近代の民主主義政治においては、その間の成績がどうであれ、選挙で選ばれた大統領が、正か採用不合格にはならないに ...

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法治民主制の枠組内で改革を=穏健な政権への成熟に期待=ポルト・アレグレ在住 杉村士朗

6日に連邦議会で行なわれた憲法制定30周年記念の慶祝議会に、憲法を手に参加したボウソナロ次期大統領(José Cruz/Agencia Brasil)

 10月28日、大統領選挙決選投票が行なわれ、保守派ボウソナロ候補者が時期大統領に選ばれた。  13年間にわたるPT(労働者党)政権の腐敗と欺瞞に国民は怒り、軍政賛美など過激な発言をする未知数の元軍人候補者に変革を信託した。  10月7日、第1回投票でPTハダジ候補者と無名小党PSLボウソナロ候補者の2人が決選投票に残った。10 ...

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PT(労働者党)の冬=ダニエル・ペレイラ著

ハダジ氏(右)とグレイシ・ホフマンPT党首は、ルーラ容疑者を見舞ったあと、抗議集会に参加(18年6月29日、Ricardo Stuckert)

 PTハダジ候補者は、ルーラ元大統領との「へその緒で結ばれた関係」から生ずる利益と負債を、同時に獲得した。  イボッペ選挙調査によると、9月中旬わずか7日間で支持率が11%急上昇し、大統領選挙戦第2の地位を固めた。1週間前のダッタ・フォーリャ選挙調査によると、拒絶率も9%急上昇し、ボウソナロ候補者と肩を並べる高い拒絶率となった。 ...

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「冠婚葬祭」という日本文化=半田知雄著『移民の生活の歴史』より=切な過ぎる一言「先祖を守れません」 聖市 ヴィラカロン在住 毛利律子

和装の結婚式

 先日、サンタクルースのメトロ駅近くで整体治療院を経営する岸本晟さんから、大変貴重な本をお譲り頂いた。半田知雄氏の『移民の生活の歴史』である。  それは、1908年6月18日に第一回笠戸丸がサントスに着岸した日から、1967年5月、移民60周年記念式典に来泊された今上天皇・皇后をお迎えした時までの、広範、かつ詳細な移民生活の歴史 ...

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新風が吹きぬけた統一選挙=聖市在住 諸川有朋=10月13日期

ボウロナロ大統領候補(Fernando Frazão/Agencia Brasil)

<その1>  選挙により、国民に合った政治家が選出されると言われ、国の政治が良くなるのも悪くなるのも、元々は国民の責任であると言われ、私達日系人はよく親達から「清き一票を」とよく聞かれた。  しかし、私達の見解では本当にだれがブラジル国の発展と国民の為になってくれるのか解らないで、最終的には知人の要望や心に無い夢のよ ...

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ボウソナロ優勢のまま乗り切るか=28日、いよいよ決戦投票=思い切って占う、新政権でどう変わる!=聖市在住 駒形 秀雄

ボウソナロ大統領候補(Foto Tânia Rêgo/Agência Brasil)

 10月7日の総選挙で新しい国会の議員は決まりましたが、大統領はボウソナロとハダジ、2候補の決戦投票(28日)になりました。  今までの支持率調査では、ボウソナロ(PSL党)59%、ハダジ(PT党)41%という数値が続いており、あと1週間もない投票日に向けて両陣営の激しい追い込み活動が続いております。  今回の大統領選挙では両候 ...

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沖縄戦の惨苦――戦争孤児 親富祖政吉=第5回・終わり

親富祖家のみなさん

 しかし当時の社会情勢は、「プライス勧告」というアメリカ政府の無謀な基地強制接収政策にたいし「4原則貫徹」の島ぐるみ反対運動で揺れており、青年たちの多くは運動に参加していました。このように基地問題で揺れる故郷沖縄を後にして僕は、希望の地を求めてブラジルに渡ったのです。  ブラジルでの生活さて、ブラジルに移住した僕は、聖州奥地トッ ...

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大衆迎合的な独裁政権への道?=伯国大統領選どっちが勝っても=パラグァイからの見方=アスンション在住 坂本邦雄

ボウソナロ(Fernando Frazao/Agencia Brasil)

 去る7日(日)、ブラジルの総選挙第1ラウンドで、極右の大統領候補ジャイール・ボウソナロ氏が圧倒的な勝利を得た事は、ラテンアメリカの政治図を右寄りに転向させる一方、世界で近頃は又人気が上昇傾向の、強権指導者台頭に良い追風になりそうである。  アメリカのドナルド・トランプ大統領を礼賛するボウソナロ氏は、第1ラウンドで46%の投票を ...

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