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特別寄稿

特別寄稿=ボケ予防手段としての金融投資=じっくり楽しもうマネーゲーム=サンパウロ市在住 元週刊 FAXニュース代表 永井 忍=収益より安全優先で運用を=(8)

 さてブラジルは今、政治面では大統領が統治ではなく選挙向け扇動に余念なく、施政者としてではなく候補者として言動するため危険状態。その余波で経済金融面でも不安定かつ不透明、慎重に見守る状態になって、2022年経済観測が悪化して止まない。  経済活動は第2四半期に勢いを失って、僅か0・1%ながらGDP(国内総生産)が減少して終わった ...

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特別寄稿=苦難の中の先人の教え=ボリビアからブラジルへの再移住の教訓=聖市ビラ・カロン区 高安宏治(たかやすひろはる)=《上》

 様々な理由で沖縄からブラジルに移り住んだ人々の精神的・経済的支えとなっているのが、ウチナーンチュの助け合い精神であり、それはその後の彼らの生活と集団の発展に大きく寄与している。  笠戸丸移民以来、日本からの農業移民や工業移民、あるいはコチア青年移民や南米産業開発青年隊移民など戦前から戦後に至る日本移民は、様々な形でブラジルに渡 ...

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特別寄稿=日本とセルビアの友好物語=独立、民主化の長い戦い経て=サンパウロ市在住・酒本恵三

 セルビア共和国はバルカン半島の中心に位置し、ヨーロッパとアジアを結ぶ交通の要衝地です。  あまり馴染みの無い国かもしれませんが、東日本大震災で、いち早く支援のための行動を起こしてくれた国ということを知っていますか。  セルビアは東欧の小さな国。社会主義国でありながらソ連と対立し、ソ連陣営に睨まれつつも西側諸国と何とか上手く外交 ...

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特別寄稿=サントス事件で狂った運命=具志堅古次郎家の場合=「父母はポロポロ悔し涙を流した」=文責:宮城あきら

 2019年12月27日私たち(『群星』編集委員及びニッケイ新聞有馬亜季子記者)は、具志堅古次郎家の親族具志堅明氏(沖縄県人会カショエイラ支部長、建築構造設計士)の案内でサンパウロ市カショエイラ在の具志堅マリオ幸男氏宅を訪問した。  この訪問の直接の契機は、同月8日に開催された県人会主催の首里城火災資金支援集会の席上で久しぶりに ...

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《特別寄稿》サントス事件と家族の記憶=テーブルの下に隠れた妊娠7カ月の母=聖市在住 比嘉玉城アナマリア(翻訳:建本みちかマルリー)

戦争で生き別れとなったオジーと長男和男の悲しみ  私のオジー(おじいちゃん)宮城喜孝は、1940年に私の叔父である長男の宮城和男(当時9歳)を連れて、沖縄県南城市(旧佐敷村馬天)へ戻りました。叔父を日本の学校へ通わせるための一足先の帰国であり、また沖縄でより良い生活を送るために後数年間仕事に励むことになっていた家族を沖縄で待つこ ...

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《特別寄稿》台湾を加えた、より弾力的な国連システムの再構築を=中華民国(台湾)外務大臣 ジャウシー・ジョセフ・ウー

 2億人以上の感染者と400万人以上の死者を出したCovid―19のパンデミックは、全世界で猛威を振るっています。このパンデミックは、事実上、どの国も免れることができず、相互につながっている私たちの世界に、社会経済的に甚大な影響を与えています。このパンデミックは、世界貿易を混乱させ、貧困を悪化させ、教育を妨げ、男女の平等を損ない ...

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特別寄稿=日本定住化30周年記念=ブラジル人や外国人に住宅建設販売=群馬県大泉町のみらい建設=日系人初、実績は数百棟も=カンノエージェンシー代表 菅野英明

家づくりで多文化共生社会を支える  みらい建設株式会社とは、新築住宅、内装工事、店舗の改装、不動産仲介などを行う会社だが、新築住宅の販売と受注、設計・施工が取扱高の80%で事業の中心になっている。住宅不動産という日本的な商慣習の強い業界で、創業以来18年間にわたり事業を継続している。  ブラジル人を中心にした在日外国人市場に特化 ...

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特別寄稿=兆万長者は宇宙より飢餓問題を=『雨月物語』に学ぶお金の使い方=サンパウロ市ヴィラカロン在住 毛利律子

コロナパンデミックで激増した億万長者  この頃は、百万長者、億万長者のさらにその上の「兆万長者」という前代未聞の金持ちが出現しているという。  或る奇特な人が「一兆円」というのはどれほどのお金かということを調べた。するとそれは、一般庶民が、毎日きっちり百万円使う。それを3千年続けると一兆円を使い切ることになるらしい。  BBC放 ...

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特別寄稿=太平洋戦争下の日本・沖縄県人移民の苦難―――サントス事件を中心に=ブラジル沖縄県人移民研究塾代表  宮城あきら=総力あげて検証する沖縄県人会=《4》

【4】埋もれたサントス事件の発掘 (1)偶然の歴史的資料の発見――「強制立ち退き時のサントス在住日本人の名簿と立ち退き先」  2016年8月のある日、沖縄在住のドキュメンタリー映画監督松林要樹氏は、サントス日本人会館を訪ねた。受付の片隅に無造作に置かれている印刷物に何げなく目をやっていると、「1943年の強制立ち退き時のR ...

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特別寄稿=ボケ予防手段としての金融投資=じっくり楽しもうマネーゲーム=サンパウロ市在住 元週刊 FAXニュース代表 永井 忍=政治も経済も不透明な8月=(7)

 さてブラジルは今、冬期休暇の中、政治面では国会と政府コロナ対策の調査に上院に設置されたCPI(議会審問委員会)が7月末まで休会していても不透明性と要注意の度合いが高まり、経済金融面では休み明けを待って不安定に増減する事態になっている。  政治面では、ボルソナロ大統領とその政権の評価は最新の世論調査で悪化し、Datafolha調 ...

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